非平衡系のダイナミクス入門―動的物性の物理

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  • サイズ A5判/ページ数 165p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784563022761
  • NDC分類 426.5
  • Cコード C3042

内容説明

本書は、物性測定を志す学生を念頭において、ダイナミクスの基礎となっている非平衡状態の熱力学および統計力学を解説した入門書である。非平衡系の理論的取扱いの基本となる現象論(巨視的理論)から分子論(微視的理論)まで数学的記述をできるだけ簡単にとどめて要点を解説している。図を多用して具体的イメージを喚起し、電気的・光学的実験との対応を数多く紹介し、物理分野以外の学生でも十分理解できるように配慮している。

目次

第1部 非平衡系の現象論的なダイナミクス(刺激・応答の一般論;共鳴型スペクトルと緩和型スペクトル;非平衡状態(緩和現象)の熱力学)
第2部 非平衡系の分子論的なダイナミクス:ブラウン運動(ブラウン運動とランジュバン方程式;ブラウン粒子の揺らぎ;揺らぎの記述法(ウィーナー・ヒンチンの定理) ほか)第3部 熱力学変数の揺らぎと時間相関(揺らぎの熱力学的理論;周波数応答関数と相反定理)

著者等紹介

早川禮之助[ハヤカワレイノスケ]
1970年東京大学大学院工学研究科博士課程修了。1989年東京大学教授。2003年東京大学名誉教授。工学博士

伊藤耕三[イトウコウゾウ]
1986年東京大学大学院工学研究科博士課程修了。2003年東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。工学博士

木村康之[キムラヤスユキ]
1988年東京大学大学院工学研究科修士課程修了。2004年九州大学大学院理学研究院教授。博士(工学)

岡野光治[オカノコウジ]
1956年東京大学大学院数物系研究科修士課程修了。東京大学教授、信州大学教授。1991年東京大学名誉教授。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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