形を読む―生物の形態をめぐって (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784563019082
  • NDC分類 463.7
  • Cコード C3040

内容説明

形態学を成り立たせ、人々に興味を呼び起こすものは、形に含まれる「意味」である。生物の形態については古くからさまざまの説明ないしは意味づけがなされてきた。本書はそれらに検討を加えながら、生物の形とその意味について考察し、同時に、形態学とは何をする学問なのかを明らかにする。専門の解剖学の知識をフルに活用し、生物学をはじめ哲学や文学まで古今の文献を豊富に引用しながら、興味津々の議論が展開される。科学嫌いの人も思わず引き込まれる、破格の「形態学総論」である。

目次

第1章 自己と対象
第2章 形態学の方法
第3章 形態とは何か
第4章 対応関係―相同と相似
第5章 重複と多様性
第6章 純形態学
第7章 機械としての構造
第8章 機能解剖学
第9章 形態と時間
第10章 形態の意味

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1962年東京大学医学部卒業。1981‐95年東京大学医学部教授。現在、北里大学教授。東京大学名誉教授。医学博士
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aka_Uraguchi

0
読了。骨太 2022/02/20

mame0729

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印象に残った箇所を引用する。 「あることが精細に判明するということは、いやおうなく、それに関連した他のことがらが、その分だけわからなくなるということでもある」 「機能を重視するあまり、形態をすべての機能から説明できる、と考えるのは、考えすぎである」 「自然科学が、当然のこととして採用した客観主義は、きわめて多くの業績を生み出したと同時に、いくつかの盲点を生んだ」(1986年発行)2021/01/20

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