粒子法シミュレーション―物理ベースCG入門

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  • サイズ A5判/ページ数 179p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784563015749
  • NDC分類 501.23
  • Cコード C3004

内容説明

物理法則をなるべく忠実に解くことでリアリスティックな映像を作ることを物理ベースCGという。本書は、物理ベースCGの中で近年、脚光をあびている「粒子法」と呼ばれるシミュレーション手法の基礎を解説した成書である。粒子法は、流体や固体の複雑な動きを扱えることから、映像制作のためのCGの技術として適しており、すでに、テレビ番組やゲームソフトの分野で、この新しい技術が使われ始めている。粒子法の研究は、MPS法(編者が開発)をはじめ、世界の中で日本が先頭を進んでおり、その実際の例を紹介しながら物理ベースCGと粒子法の概要を述べる。コンピュータグラフィックの技術者、研究者にとって待望の書である。

目次

1 序論
2 物理シミュレーションの基礎
3 流体シミュレーション
4 剛体シミュレーション
5 弾性体シミュレーション
6 布シミュレーション
7 連成シミュレーション
8 GPUを用いた高速化

著者等紹介

越塚誠一[コシズカセイイチ]
1984年東京大学工学部原子力工学科卒業。1986年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。1991年博士(工学)。現在、東京大学大学院工学系研究科システム量子工学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うki

2
弾性体のシミュレーションをするにあたって、粒子法に興味があったので一読。内容は非常に読みやすく、かなりためになった。粒子法シミュレーションの利点は対象が幅広く、粒子間の相互作用計算だけで身近な物理現象によく似た挙動が簡単に再現できてしまうところにあると思う。せっかく勉強したので色々と状況を作って遊んでみたい。2012/06/25

tt_w54s

2
粒子法に関する書籍の中ではおそらく最も読みやすい方に入るのではないだろうか。

おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減

1
とりあえず、流しで一読。物理ベースCG入門というサブタイトルがついてるけど、レンダリング関連のお話はほとんどない。物理ベースCGに使う数値計算方法の解説。SPH法および、著者が開発したMPS法による、流体・弾性体計算法が詳しい。あと、粒子表現された剛体の運動の計算法。2016/10/29

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