出版社内容情報
「ストレートで飲む高級酒」が「最新流行のカクテルベース」に変身…再び脚光を浴びるブランデーの歴史。蒸留と錬金術、3大プランデーの歴史、ヒップホップとの関わり、世界のブランデー事情等の興味深い話題満載。レシピ付。
内容説明
「ストレートで飲む高級酒」が「最新流行のカクテルベース」に変身…再び脚光を浴びるブランデーの歴史。蒸溜と錬金術、3大ブランデーの歴史、ヒップホップとの関わり、世界のブランデー事情等の興味深い話題満載。
目次
コニャックの愉悦、ブランデーの芳香
ブランデー誕生
ブランデーを造る―蒸溜と熟成
世界に広まるコニャック
アルマニャックの豊かな歴史
ヨーロッパとコーカサスのブランデー
スペインとラテンアメリカのブランデー
オーストラリアと南アフリカのブランデー
アメリカのブランデー
コニャックについて語り尽くそう
コニャックのカクテルと最新の流行
少量生産―ブランデーの新しい波
著者等紹介
エプスタイン,ベッキー・スー[エプスタイン,ベッキースー] [Epstein,Becky Sue]
ワイン、蒸溜酒、料理、旅行のテーマで雑誌やウェブサイトに寄稿をするほか、編集者、ワイン・コンサルタントも務める。ニューイングランド(アメリカ)在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kouro-hou
22
当方ブランデーとか飲んだ記憶は無くて、精々製菓用? しかしこの本はガチ高級路線のブランデー歴史本で製菓用など扱いません。穀物酒を蒸留するとウイスキー、ワイン(広義には果実酒)を蒸留するとブランデーという事で最近アジア、特に中国で人気だそうで、ウイスキー好きの日本は蚊帳の外。歴史的にはウイスキーより古く、元々日持ちしなかったワインを焼いて度数を上げて輸送していたところ、アラいける!という事らしい。製造工程どこもコストがかかり(樽も高い)、近年の人気でブドウ畑の地価まで上がってしまって身動きとれないのは困る。2018/04/30
くさてる
21
ワインを蒸留して木の樽で熟成させてつくる酒、ブランデー。その成り立ちや世界での楽しまれ方、カクテルレシピにいたるまで一冊まるごとブランデーの本です。人気とブランドのあるお酒だけにその歴史や製法も知ってるようで知らなかったことだらけで面白く読みました。2018/01/31
秋良
15
日本人にはあまり馴染みのないワインの蒸留酒、それがブランデー。樽で熟成させること、等級が分かれていることなどウイスキーと被る部分も多い。あのナポレオンがコニャック(ブランデーの一種)に肩入れしたのが原因で、ナポレオンの名前のついたブランデーが乱立する問題もあったそう。日本にもあるよね下町のナポレオン。ガウンを着た社長がグラスでゆらゆらさせてるあれ、ずっとワインだと思ってたらブランデーだった。よく海賊の肩にとまってる赤い鳥が、オウムじゃなくてインコだって知った時と同じくらいの衝撃的!2022/09/05
tama
10
図書館本 このシリーズ読み 私自身はブランデーは飲まない。イメージがよくないのと好みの味でないから。世間でブランデーのイメージが定着したのは「20世紀半ば」で「紳士気取り」だそうな。そうそうそうっ。本物じゃない紳士が飲むもの。原因は20世紀初め頃欧州葡萄が寄生虫で全滅し価格高騰したから。正直、「!」な話は大して載っていないが、ブランデーグラスをグリングリン回すのと手のひらで温めるのは止めた方がいいそうです。分かった?ボス!最初に飲むコニャックはお買い得でも高級限定でもなくVSOPがよいとも。2018/11/19
kenitirokikuti
10
ブランデーというと、金持ちが飲む高級なやつ(いわゆるコニャック)か、あるいは洋菓子の香りつけに使うやつという感じで、だいぶマイナーになってたのだけども、ヒップホップの歌詞にブランデーが出たりするので飲まれるようになったそうである。2018/07/28