イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑

澤宮 優【文】/平野 恵理子【イラスト】

原書房（2016/04発売）

• サイズ A5判／ページ数 260,／高さ 22cm
• 商品コード 9784562052981
• NDC分類 384.3
• Cコード C0021

出版社内容情報

今では姿を消した、懐かしい昭和の職業全115種をすべてイラスト付きで紹介。汗と知恵で激動の時代を生き抜いた人たちの記録！

三助、屑屋、活動弁士、赤帽、バスガール、倒産屋……。
今では姿を消した、懐かしい昭和の職業全115種を
仕事内容から収入額、労働時間まで網羅し、すべてイラスト付きで紹介。
汗と知恵で激動の時代を生き抜いた人たちの記録！

内容説明

汗と知恵で激動の時代を生き抜いた人たちの記録！全１１５種。三助、屑屋、活動弁士、赤帽、バスガール、倒産屋…。今では姿を消した、懐かしい昭和の職業を仕事内容から収入額、労働時間まで網羅しすべてイラスト付きで紹介！

目次

運輸の仕事（赤帽；馬方（馬子）　ほか）
林業・鉱業・建築・水道・金融・不動産の仕事（杣；炭鉱夫　ほか）
情報通信の仕事（カストリ雑誌業；新聞社伝書鳩係　ほか）
製造・小売りの仕事（藍染め職人（紺屋）
鋳物師　ほか）
飲食店の仕事（カフェ（純喫茶）
カフェー　ほか）
サービス・その他の仕事―広告・公衆浴場・娯楽・獣医・葬儀・著述・物品賃貸・郵便局・理容・労働者派遣・事業サービス・修理・洗濯・廃棄物処理業など（サンドイッチマン；チンドン屋　ほか）

著者等紹介

澤宮優［サワミヤユウ］
ノンフィクション作家。書評家、エッセイスト。熊本県八代市出身。青山学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒。スポーツから歴史、文学、映画、教育まで幅広く執筆。戦死した巨人の名捕手吉原正喜の生涯を描いた『巨人軍最強の捕手』（晶文社）で第１４回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞

平野恵理子［ヒラノエリコ］
イラストレーター、エッセイスト。静岡県生まれ、横浜育ち。山歩きや旅、暮らしについてのイラストとエッセイの作品が多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[徒花]

一項目一見開きで、昭和以前によく見られた職業を紹介している一冊。おもしろいのだけど、説明にちょっとあらがあったり、「なぜ消えたのか」の理由がちょっとぼんやりしていたりと物足りない部分もある。また、掲載する順番を編集途中で買えたのか、「エンヤコラ」と「ニコヨン」など、どう読んでも掲載順が逆になっているようにしか思えない者もあるのが気になった。とはいえ、AIの発達により今後数十年でいろいろな仕事が消えていくだろう現代において、すでに消えていった仕事を改めて振り返ってみるのはけっこうおもしろい。

[ゼロ]

昭和の消えた仕事をイラスト共に解説している本。1Pが解説、1Pがイラストなので読みやすかった。昭和の消えた職業の多くは「過酷」であり、「機械」に変えられた。冒頭に「勿体ない」があると書いてあるが、技術が進化していなかったので、同じものを騙し騙し使っていた印象がある。新しく買うことはできないからこそ、多くの修理屋があるように見られる。昭和は、馬の活躍が多く、荷物を運んだり、移動手段であったりした。無声映画の活動弁士の失業先として、紙芝居屋があったりと歴史を感じる。カフェとカフェーもあったり、学びが多い本。

2023/08/19

[yomineko＠猫と共に生きる]

怪しげな職業もあるが、一番のビックリは伝書鳩🕊🕊🕊あの緊張感のないマヌケな鳩が？どこかしこでポッポーって言いながら餌を漁ってるあの鳩が？信じられない！見てみたい！感動しました。見直したよ！鳩！やれば出来るじゃないか！でも激務ゆえ寿命も短かったんですね😢現人神の天皇陛下の写真売りってｗｗｗ要らないしｗｗｗお豆腐売りはまだいらっしゃいますよね🎵ロバのパン屋さんっていいなぁと思いました🐎動物と一緒のお仕事っていいですよね！

2022/05/02

[Panzer Leader]

今はもう消えてしまったか細々としか続いていない仕事をレトロっぽいイラストと解説で紹介していく。現在でも使われている単語の元となった仕事も出てきて豆知識的情報も盛り沢山。自分の年少の頃見た事のある仕事も結構あって、懐かしい思い出に浸れる。

2019/04/17

[けんとまん１００７]

いろいろありましたね～、すべてを知っているわけではなかった。それでも、そういう仕事があったよなあ～・・だったり、そうだったんのかあ～・・・とか。最近も、これから無くなる仕事みたいな本があったりするし、時代とともに変わっていくのは致しかたない。それでも、どこか懐かしさ、人の息遣いを感じるのは、単なるノスタルジーなんだろうか？と思う自分がいる。

2017/04/26