内容説明
ブリテン王アーサーと、円卓の騎士、魔術師マリーン、そして、ブリテンの善と栄光を求める彼らの終わりなき戦い、その伝説的な活躍のかずかずを描いた、生き生きとして、忘れがたい「アーサー王」の登場である。
著者等紹介
サトクリフ,ローズマリ[Sutcliff,Rosemary]
1920~92年。イギリスを代表する歴史小説家。はじめ細密画家をこころざすが文筆に転じ、30を超える作品がある。1959年、すぐれた児童文学にあたえられるカーネギー賞を受賞し、歴史小説家としての地位を確立した。『ともしびをかかげて』や『第九軍団のワシ』(ともに岩波書店)、『ケルトの白馬』(ほるぷ出版)のような児童向け歴史小説のほか、『アーサー王と円卓の騎士』や『アーサー王と聖杯の物語』(近刊)や『アーサー王最後の戦い』(続刊予定)、『ベーオウルフ』(沖積舎)などイギリス伝承の再話、成人向けの歴史小説、BBC放送のラジオ脚本なども多くてがけ、1975年には大英帝国勲章(OBE)が贈られている。豊かな物語性と巧みな構成力、詩的な文章で彩られた魅力的な登場人物などで、イギリス最良の伝統をうけつぐ、第一級の歴史ファンタジー作家として、世界的にも有名である。日本においても、近年つぎつぎと翻訳書が刊行され、サトクリフの評価はいっそう高まっている
山本史郎[ヤマモトシロウ]
1954年、和歌山県に生まれる。1978年、東京大学教養学部教養学科卒業。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻はイギリス19世紀文学。訳書に『図説アーサー王物語』『ホビット』『図説ケルト神話物語』『トールキン仔犬のローヴァーの冒険』『絵物語ホビット』『アンデルセン・クラシック9つの物語』『アーサー王物語伝説魔女師マーリンの夢』(以上原書房)、『アンティゴネーの変貌』(共訳、みすず書房)などがある
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