出版社内容情報
作家、音楽家、演劇人、イラストレーターなど、数多くの友人宛に句を贈るという至高の趣味を偉才が実現。長年にわたる交遊を織り交ぜながら、創造の日々を多彩に描く「俳句的自分史」。
内容説明
思い出のなかの俳句、友だちにおくる俳句。俳句をおかずにした思い出ばなし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kimi
71
「好きだからつよくぶつけた雪合戦」風天(渥美清)さんの句にはキュンとしました。五七五交友録素敵です。2016/01/22
まど
13
人付き合いの名手。心を込めて頭を使い手を使って紡ぎだしている。渡す人も受け取る人も楽しいだろうな。装丁も何気ないけれど凝っていて素晴らしい。平野レミさんとの恋愛や家族をテーマにした句集も読んでみたいな。2011/10/16
ふくみみ
3
最近読んだ村上春樹さんのエッセイでも安西水丸さんと対談されていた和田誠さんだが、お三方とも無理のないお洒落さを感じますね。前半は子供の頃からの俳句の思い出と半生、メインは句会などで交遊のある方に捧げた句とエピソードで知ってる人が次々に出てきて舌を巻きました。渥美清さんが俳句をやるのは知ってたので渥美さんのエピソードも嬉しい。アーティストの方々は何か生み出せるから何で集まっても楽しいでしょうねー。ここまで交遊が広いと奥さんの話は無理かなと思ったら最後が平野レミさんについて触れていて嬉しかったです。2012/01/28
メルセ・ひすい
2
15-44 ①フミキリノマヘニナランダネギボウズ 踏切の前に並んだ葱坊主 六歳国民学校に入る前…で､理科がきらいっ 季節･懐かしき人の色紙や香魚の宿 … 作家、音楽家、演劇人、イラストレーターなど、数多くの友人宛に句を贈るという至高の趣味を偉才が実現。長年にわたる交遊を織り交ぜながら、創造の日々を多彩に描く「俳句的自分史」。2011/07/24
19May
1
和田誠は多才な人だ。それゆえか、それに加えてか、仕事・遊びを問わず、仲間を引き寄せる極めて強い引力を持っている。それを改めて認識した。2011/08/06
