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倒壊する巨塔〈上〉―アルカイダと「9・11」への道

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  • サイズ A5判/ページ数 383p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560080191
  • NDC分類 936
  • Cコード C0022

出版社内容情報

手嶋龍一氏推薦!

内容説明

ピュリツァー賞受賞作品。『ニューヨーク・タイムズ』年間最優秀図書。ビンラディン、ザワヒリなど「アルカイダ」の軌跡を丹念に追いかけて、その等身大の姿を描く。徐々に惨劇に向かって収斂していく様には、まさに戦慄を覚える。調査報道の頂点を示す傑作ノンフィクション。

目次

第1章 殉教者
第2章 スポーツクラブ
第3章 創業経営者
第4章 胎動
第5章 奇蹟
第6章 土台/基地
第7章 ヒーローの帰還
第8章 楽園
第9章 シリコンバレー
第10章 失楽園

著者等紹介

ライト,ローレンス[ライト,ローレンス][Wright,Lawrence]
作家、映画脚本家、『ニューヨーカー』スタッフライター。1947年生まれ。テュレン大学卒業後、カイロのアメリカン大学で2年間教鞭を執った。これまでに6冊の著作があり、『倒壊する巨塔―アルカイダと「9・11」への道』でピュリツァー賞を受賞(2007)、『ニューヨーク・タイムズ』年間最優秀図書(2006年度)に選ばれた。また、エドワード・ズウィック監督の映画『マーシャル・ロー』(1998)の共同脚本を手がけた

平賀秀明[ヒラガヒデアキ]
1956年生まれ。早稲田大学卒業。中国通信社、共同通信社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんやん

31
サウジの第一次オイルブームに乗って一代で巨万の富を築いたビンラディンの父。息子のウサマは若い頃から信心深く、ソ連のアフガン侵攻に対して結集したアラブ・アフガンズを豊富な資金力で支え、次第に頭角を現す。祖国でははみ出し者、厄介者だった彼らは、最初は滑稽な烏合の衆でしかなかったが、実戦を積み、ソ連撤退後に次なる目標を探すことになる。膨大なインタビューに基づき、理想主義者が度し難い誇大妄想を育ててゆく過程が描かれている。ピューリッツァー賞受賞のノンフィクションだが、ポリティカルアクションを読んでる感じ。2021/08/19

baboocon

20
オフ会で借りた本。読み切るのにずいぶん時間がかかってしまった。「9.11」同時多発テロを首謀したウサマ・ビンラディンをはじめとするイスラム原理主義者がどのようにしてテロリストとなり、あの事件を起こすに至ったか。サウジアラビア王家や国内の内情はぜんぜん知らなかったので、ウサマが財閥のぼっちゃんだったことや、国籍を剥奪されていたことも恥ずかしながら初耳だった。上巻まででは、ウサマやアルカイダはちょろちょろ戦争に加担したり事件は起こしているものの、他人の手柄を自分のモノと騙っているせこい連中に見える。2021/10/09

風に吹かれて

17
出演は、「イスラム原理主義」運動を導いた『道標』という本の執筆者クトゥプ、天才と目され医師となりジハード団を率いメンバーの一員に米国での諜報活動をさせていたザワヒリ、トゥルキー・ファイサルらサウジの王族、イエメンからの無一文の労働者としてサウジアラビアに来て一代で王族とも深い関わりを持つ大企業家となったムハンマド・ビンラディン、その息子ウサマ・ビンラディン、CIAなどなど。舞台はエジプト、サウジアラビア、ソ連が侵攻したアフガニスタン、パキスタン、そして、スーダン…。 →2022/09/29

ケニオミ

16
港区の図書館のリサイクル本をお持ち帰りしたものです。ウサマ・ビンラディンがなぜお金持ちなのか、アルカイダはどのように成立したのかが理解できる内容でした。アラブ系の名前が多く、誰が誰だか分からなくなりながら遮二無二読み進めましたが、仕方ないですね。話は逸れますが、殉教死すると72人の処女の花嫁と天国で過ごせる、なんてイスラム教って男権主義の権化みたいな宗教なんですね。72人の処女からの視点が欠落しています。彼女たちにとっては天国どころか、そんな境遇は地獄に近いと思いますが、いかがでしょうか。2019/06/17

くれの

6
十字軍は現存しているのかと世界史の教科書しか知らない小生は痛打されました。アルカイダはなぜ生まれたのかを知り、偽善者による組織は独裁に行き着き人命を軽視する絶対悪に進むのみと教えてくれました。続きを読みます。2016/03/24

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