出版社内容情報
さりげない語り口で、今日の人間の不安をさぐり、明解に分析することで話題を呼ぶ著者が、定評ある名台詞52篇と自作品28篇を、ユーモアをまじえながら解説するユニークな読みもの。他にピンター、三島由紀夫、井上ひさし、ベケットを論じた作家論、文学座アトリエ公演における報告を併載。
内容説明
さりげない語り口で、今日の人間の不安をさぐり、明解に分析することで話題を呼ぶ著者が、定評ある名台詞52篇と自作品28篇を、ユーモアをまじえながら解説するユニークな読みもの。他にピンター・三島由紀夫、井上ひさし、ベケットを論じた作家論、文学座アトリエ公演における報告を併載。
目次
1 台詞の風景
2 私語の世界
3 それぞれの仕事(ピンターの方法;三島戯曲の方法意識『サド侯爵夫人』の構造;劇、素材とその方法;ベケット空間の解体)
4 アトリエの仕事(生活空間の可能性についてアトリエの仕事;「死なう団」について;小市民について;えっ?;無意識の加害者と無意識の被害者;共同体の兵士たち)