白水Uブックス
ノート〈2〉掟の問題―カフカ・コレクション

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  • サイズ B40判/ページ数 324p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560071595
  • NDC分類 943
  • Cコード C0297

内容説明

カフカの小説については、たえず囁かれてきた。はたしてそれは、カフカが書いたとおりなのか。誰かがあとから、そっと手を入れたのではないか。そうした疑念を払拭すべく、カフカ・コレクションは、カフカの手稿そのものをテキストとして作られている。「ノート2」は、手稿の後半部分から29篇を収録。

目次

よくある出来事
サンチョ・パンサをめぐる真実
人魚の沈黙
救世主の到来
使者
プロメテウス
原罪
アブラハム
アフォリズム集成
父への手紙

却下
掟の問題
徴兵
ポセイドン
町の紋章
整理
禿鷹

小さな寓話
こま
弁護士

ある犬の研究
ある館の守りをめぐる情景
夫婦

巣穴

著者等紹介

カフカ,フランツ[カフカ,フランツ][Kafka,Franz]
1883‐1924。チェコのプラハに生まれる(当時はオーストリア=ハンガリー帝国領)。両親ともドイツ系ユダヤ人。プラハ大学で法学を専攻。在学中に小説の習作を始める。卒業後は労働者傷害保険協会に勤めながら執筆にはげむ。若くして結核にかかり、41歳で死去。『変身』などわずかな作品をのぞき、そのほとんどは発表されることなくノートに残された

池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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