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文庫クセジュ
ビザンツ帝国史

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  • サイズ 新書判/ページ数 171,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560058701
  • NDC分類 209.4
  • Cコード C1222

内容説明

ボスポロス海峡の岸辺に築かれた植民市―ビザンチオン(現イスタンブール)を首都とした帝国は、独特な文化を育んだ。本書は、東のローマとして誕生した三三〇年から陥落する一四五三年まで、その栄枯盛衰の歴史を明快に語ってゆく。キリスト教徒と異民族との「文明の衝突」を活写した、世界史の基礎知識。

目次

第1章 コンスタンチヌス―キリスト教の東洋風君主政治
第2章 コンスタンチヌスからユスチニアヌスまで―異端者および蛮族との戦い(三三七~五一八年)
第3章 ユスチニアヌスの世紀(五一八~六一〇年)
第4章 ヘラクレイオス王朝とローマ帝国の終焉(六一〇~七一七年)
第5章 イサウリア王朝とアモリア王朝―聖像破壊(七一七~八六七年)
第6章 マケドニア王朝と帝国の全盛(八六七~一〇八一年)
第7章 ビザンツと十字軍、コムネノス家とアンゲロス家、ラテン諸国とニカイアのギリシア帝国(一〇八一~一二六一年)
第8章 パライオロゴス家とビザンチン帝国の失墜(一二六一~一四五三年)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

10
(図書館)ビザンツ帝国の政治文化について。訳文が少し読みづらいが、ひとつの流れとして読める。2019/10/27

白神 健吾

3
大学のイスラームの授業の単位認定レポートのために読んだ一冊。 マラズギルドの戦いと十字軍というテーマを設定したもののあまりイスラームもビザンツも興味もなく、知識もなかったのでとりあえず該当箇所を読んでみた。 やはり、ビザンツはローマ帝国と自称しているがその本質は最早古代ローマ帝国ではないなと実感した。2015/07/13

中島直人

2
(図書館)再読2022/09/01

Khalid

2
簡潔なビザンツ(東ローマ)帝国の歴史書。筆者はコンスタンティノポリスの建設をもって「東方的」な「ビザンチン文明」が出発したとしているが、殊更「東方的」と強調する程の差異が「西方」との間にあったのか疑問である。またビザンツの歴史的意義として、古代の学問の遺産を保存し、西方へと伝えた事を筆者は強調しているが、オスマン帝国もまたビザンツの継承者である事を想起するなれば、こうした筆者のビザンツ帝国像は修正されるべきではないか。2017/05/14

黒胡麻

2
東ローマ帝国のその後を知りたくて読んだ。様々な周辺民族や宗教対立に悩まされつつも1000年以上存続するが最後はトルコ人に滅ぼされる。ローマとはまた違ったオリエンタルな雰囲気は独特の魅力がある。2014/12/02

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