文庫クセジュ<br> スペイン史

文庫クセジュ
スペイン史

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  • サイズ 新書判/ページ数 169,/高さ 18X12cm
  • 商品コード 9784560057315
  • NDC分類 236
  • Cコード C1222

出版社内容情報

アフリカとヨーロッパ、大西洋と地中海のあいだに位置するスペインは、古来より諸文明が入り込んだ十字路であり、いまなおその痕跡を色濃くとどめている。自らの抱える二面性に苦しみながらも独自の発展を遂げてきたこの国の、ローマ支配下の時代からフランコ死後の民主化の過程までを詳述する。

内容説明

アフリカとヨーロッパ、大西洋と地中海のあいだに位置するスペインは、古来より諸文明が入り込んだ十字路であり、いまなおその痕跡を色濃くとどめている。自らの抱える二面性に苦しみながらも独自の発展を遂げてきたこの国の、ローマ支配下の時代からフランコ死後の民主化の過程までを詳述する。

目次

第1章 自然環境と最初の住民(自然環境;最初の住民と文明)
第2章 古典時代の歴史―中世(イスラム=スペイン;レコンキスタ時代のスペイン;中世の終わり―分裂要因と統一要因)
第3章 古典時代の歴史―近世(政治的構造;植民地の拡大と経済発展;文化の隆盛―黄金世紀;大帝国の衰退)
第4章 近代の歴史(18世紀と啓蒙専制主義;独立戦争;19世紀の混迷;基本的な諸問題)
第5章 現代の危機(君主制の危機;共和国;内戦;フランコ将軍の体制;立憲君主制の始まり;今日のスペイン)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がんぞ

7
北南米の植民地支配についてコロンブスなど「発見者」、コルテス・ピサロなど「征服者」の「目のくらむような体験、金銭と伝道に対する飽くなき欲望」は「人類の歴史の中でもっとも華々しい英雄的行為」、「16世紀的精神」と書く。「改宗したインディオはスペインの臣民と完全に平等であった」その統治は3世紀続いた。奴隷制を取る国家と経済力で差がついた/18世紀末から資本主義に順応しはじめた/19世紀、植民地派遣軍も交えた混乱で帝国は破綻/人口は1100万から1935年、2400万。半独裁制は農業改革に失敗し君主制崩壊…ファ2019/04/19

おとや

2
長大なスペイン史を新書サイズにまとめているため、当然ながら駆け足気味の時代が多い。スペイン内戦の前後のいわゆる近現代期に多くの紙幅が割かれていたのは個人的には非常に良かった。前提としてスペインの地理をある程度把握しておかないと、読んでいてどこの話をしているのか分からなくなる可能性がある。また、政党、組織名に略語が頻出するため、誰の話をしているのかしばしば見失うことがあった。2016/02/11

shiro

1
テーマパークに行って来たので興味を持って。だいぶ駆け足で説明しているせいで、登場する人物がどんな役割を果たしたのかさっぱり分からずあまり理解できなかった。ただ、スペインが考えていたより遥かに複雑でヨーロッパ的な性質を持っていたというのは分かった。もうちょっと他の本も読んで理解を深めたい。2015/11/24

okadaisuk8

0
海外の新書で語法やリズムが違うのか、翻訳が堅いのか、読みにくかった。大航海時代の記述があっさりしている割に18~19世紀の混乱が事細かく書いてあったりと、お手軽にスペイン史を俯瞰しようというよこしまな態度で読んだ私には辛い内容でした……。2015/05/10

genthe184

0
難しい…。予備知識がある人のための通史だと思う。2023/08/11

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