みんなワッフルにのせて

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  • サイズ B6判/ページ数 170p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560047613
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

両親が海で行方不明になった少女が、里親に預けられながらけなげに生きていきます。でもこれは癒し系でも、感動本でもありません。完璧なスラプスティック・コメディーなのです。ニューベリー賞オナー賞受賞作。

著者等紹介

代田亜香子[ダイタアカコ]
立教大学英米文学科卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろここ

8
嵐の日に両親が海で行方不明になってしまった、11歳の少女プリムローズ。急におじさんと暮らすことに。そして個性的なご近所さんとシニカルにユーモラスにお付き合いしつつ、いろんな発見をする。不遇なんだけど、得も言われぬ軽快さ。いろんな出来事が自分を変化させているし、出会う人がいて去っていく人がいる。「どこへもいかなくても、発見はある。自分の身に起きるなかでいちばんたいせつなことってのは、どんなにせまい場所にしても起きるものだ。」章ごとにあるレシピも海外キッズらしくて楽しい。2020/05/08

ロクハナ

4
図書館で一気読み。面白かったので飽きずに読めました。両親が海で行方不明になるスタートなので最初「辛い話なのかな」と構えるんですが、主人公の語り口が良いのと、ポンポン起こる事件とで思わず楽しく読んでしまう。ドラマティックな展開とかカタルシスとか感動の最後とかを期待してると拍子抜けするような話の流れになっていて、そういうところが良かった。ちょっとヴォネガットっぽい。2018/08/29

おーうち

3
運命の一冊みたいに図書館で出会った本。漁っていたら書き出しにブリティッシュコロンビアのコールハーバーと書いてあったので借りた。あいかわらずカタカナの名前は登場人物の混乱を招くが、訳もすばらしく、主人公の少女のことばで描いてありユーモアたっぷりなのがいい本だなと思った。他人の話を聞く人は心に余裕があるとか、信じることって理由もなく信じることかもとか、考えさせられる部分があった。あくせくしている日本と同じところもあるけど、おおらかな悠久さも感じられ、こころがなごむ。ハッピーエンドだ。2018/08/17

ささ

2
主人公、11歳の少女プリムローズは、飄々として、達観していて語り手のくせに何を考えているのかよくわからないんです。それがこの本の雰囲気をシュールなような、淡々としているような、牧歌的なような、おしゃれなようなちょっと一言では説明しにくいつかみ所のない独特なものにしているんです。 続き https://kodomonohonnnomori.hatenablog.com/entry/2018/12/30/033111 2019/02/13

Nicola

2
プリムローズに救われる印象。彼女視点だから軽くてさらっと読める気がした。気付いたら一気読みしてた。2015/05/13

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