ディスプレイのなかの青空

ディスプレイのなかの青空

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  • サイズ B6判/ページ数 204,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560046135
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

 現実と虚構の境界領域が曖昧になっている現在を、映画、音楽、小説、ディズニーランド、インターネットなどを素材に、芥川賞作家が多角的に読み解く書き下ろしエッセイ。現実から逃避し、身体性の欠如した欲望やイメージの虜となった現代人の方途を、仮想現実というキーワードから探る全7講。

内容説明

仮想現実の世紀末的考察。現実と虚構の境界領域を、映画、音楽、小説、ディズニーランド、インターネットなどから多角的に読み解く。

目次

第1回 反復によって欲望は肥大する―眼差しが世界を変える。
第2回 想像力は飢餓ゾーンへ―なぜ人々はロボット、人形を素材に作品を作りつづけてきたのか。
第3回 仮想恋愛―井上陽水の「傘がない」から現在を読む。
第4回 オリジナルの力・記号化された自己―カフカの手紙とインターネットの比較から、交通vs通信のバトルが見えてくる。
第5回 イメージされたイメージ―動物園とディズニーランドから浮かび上がる記憶の空白とは。
第6回 幻想に支配された精神―ジョン・レノンを殺したマーク・チャップマンはこの国にもたくさんいる。
第7回 現実のくびきとしての身体―美容整形とオカルト志向はどこかよく似ている。

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