出版社内容情報
「この世のどこかに、あなたと同じ人間がもう一人いる」――ポーの『ウィリアム・ウィルソン』をはじめ“分身”をテーマにした物語は数多いが、本書は現代の分身小説を集めた世界でも珍しいアンソロジー。収録作家はジョン・バースからポール・ボウルズ、コルタサルまで多彩な顔ぶれ。
内容説明
この世のどこかにあなたと同じ人間がもうひとりいる。ジョン・バース、ポール・ボウルズからルース・レンデル、ブライアン・W・オールディスまで、楽しく恐ろしい「分身小説」のアンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みにゃー
2
分身をテーマにした短編集。面白かった。陳述書、被告側の言い分、あんたはあたしじゃないが好き。ハズレのない本。 他者は、世界は全部夢想の中2022/08/07
aika
1
ダブル。片方が消滅するかもしくは両方とも消滅してしまうという最後が印象的。やはり一つで2人、2人で一つゆえの結末なのでしょうね。2014/03/01
monel
1
「ゴーゴリの妻」を読めたから満足。2011/10/30
久守洋
1
分身をテーマにしたアンソロジー。読み手の好き嫌いがはっきり出そうだが、ジョン・バース、モラヴィア、コルタサルが光っている。あとがきも充実。2009/04/24
canabi
0
10−20092009/02/01