映画のなかの文学 文学のなかの映画 (新装復刊)

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560035696
  • NDC分類 778
  • Cコード C0074

出版社内容情報

すぐれた映画批評家にして小説の読み手である著者が、内外のシナリオを引用しながら、文学の中に映画を読み、映画の中に文学を観る楽しみを語る。<初版1976年>

内容説明

映画と文学という二つの異なる芸術ジャンルは、シナリオという文字表現に唯一の共有部分を見出す。すぐれた映画研究家であり、文学にも造詣の深い著者が、テキストとしてのシナリオの文学性に着目し、エイゼンシュテインのモンタージュ的シナリオから谷崎潤一郎『蛇性の淫』や川端康成『狂った一頁』のシナリオ、シャルル・スパーク『女だけの都』からヌーヴェル・ヴァーグのシナリオまで、数多い名作を綿密に検討する。まさに世界映画シナリオ史ともいうべき労作。

目次

シナリオとシナリオ文学
文芸作品の映画性
無声映画時代のシナリオ
文学者のシナリオ
トーキー初期のシナリオ
日本映画のシナリオ
アメリカの文学と映画
演出とシナリオのチーム・ワーク
イタリア映画のシナリオ
「カメラ=万年筆」
ヌーヴェル・ヴァーグとヌーヴォ・ロマン
むすびのかわりに