出版社内容情報
俳優、声優、歌手、アナウンサー……そして「日本語を正しく声に出したい」すべての人に必読の一冊。素敵な「こえ」と「からだ」を身につけるための誰にでもできるレッスン方法を解説。【『声に出して読みたい日本語』の著者、大絶讃!】「『惜しみなく愛は与える!』 鴻上さんの過剰なまでのサービス精神が炸裂した本書は、鴻上オリジナルはもちろん、英国演劇レッスンから、アレクサンダー・テクニーク、竹内敏晴のレッスンなど『てんこ盛り』の内容で、お買い得。演劇的身体は、これからの一般ジャパニーズに必要なもの。どれか一つでも自分の『技』として身につければ、コミュニケーションの次元が変わる、と身体技法マニアの私は思います。」(齋藤孝:明治大学助教授)
内容説明
俳優、声優、歌手、アナウンサー…そして「日本語を正しく声に出したい」すべての人に必読の一冊。豊かな表現力を身につけるための、誰にでもできるレッスン方法を解説。
目次
「こえ」のレッスン(「正しい発音」とは何か?;発声に必要な5つの要素;声のベクトルをイメージすること;活舌(アーティキレーション)について ほか)
「からだ」のレッスン(「正しい体」とは何か?;体の外側へ;リラックスした体(体の内側へ)
癖について ほか)
著者等紹介
鴻上尚史[コウカミショウジ]
1958年生。早稲田大学法学部卒。劇作家・演出家。第三舞台、KOKAMI@network
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
袖崎いたる
8
Nothing happens without friction.…とはいえクセとしての緊張はよろしくないし、ましてや自覚なき緊張はなおよろしくない。本書ではボディ・プランとしての「からだ」のみではなくイメージ連関的なこの「からだ」の把握を目指したレッスンが指向されている。大雑把にいえば、足を上げたと思って跨いだらスっ転んだ的なあれが身体イメージが掴めていない具体例であり、それに対して丁寧に吸ってそして吐く動作や、意識的に緊張させてそして脱力させるという仕方で以て「からだ」を練り、「こえ」の方を高める。2017/07/21
めん
7
芝居をする予定はないが、人前で話す機会は多い。無理な発声をしていたのか声帯結節を患ったことがある。その受診の時に医師は「喉の使い方が悪い」と。正しい発声を身につけたいと思う。/発声に必要な5つの要素①決して、焦らないこと②首、肩、胸、ヒザなどに余計な緊張がないこと③お腹で声を支えていること④声が前に出ていること⑤声のベクトルをイメージすること。正しい体のためのアプローチの一つ、リラックスした体。体のどこにも余計な緊張がなく、しかし、体を支えるために必要なだけの緊張があり、いつでも動ける体。難しいな。図書館2017/01/30
とし
2
基礎がみっちり書いてある良書。 迷った時はここに戻ろう。 声を仕事に使う人必見。2017/06/17
FFFT
2
プレゼンなどでしっかりとした声で話せるようになりたいと思い読んでみました。この本の読者対象は演劇や歌などやる人中心のようだがそれ以外でも大いに役立つとおもう。2012/12/09
うりぼう
2
よい声を出し、きちんと体を動かす、ここから本当の自分が動き出す。2005/02/09