出版社内容情報
見出語? いや、これは辞書じゃない。例文がわりに台詞が溢れる、ファンタスティックな戯曲。少女たちと、2人の幽霊が織りなす、不思議なナツヤスミの物語。カメラ片手に幽霊調査。はたして、幽霊は、真実は、愛は写真に写るだろうか――。高校演劇にも最適。巻末には「上演手引き」を付した。
内容説明
見出語?いいえ、これは辞書ではありません。例文がわりに台詞が溢れる、ファンタスティックな戯曲なのです。空間を超えた愛と、少女たちの不思議なナツヤスミが、いまここに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
10
この頃の新聞報道を受けて、再読しました。キャラメルボックスの演劇作品、私も割と嫌いではなく、一時期CSCというファンクラブにも入っていました。 ある方が取材して、若者向けの大衆演劇と評されていて、私もそう思いますね。ただ、大向こうをうならせるような作品とはちょっと無縁で、当初からお金の問題を抱えていたようですが、力尽き、運営会社が破綻し、解散はしていないものの、以前の規模の上演はなくなりました。 破綻前の団員にアンケートをとって再演したのがこの作品で、ある意味、実質的には解散公演だったのでしょうね。2019/06/02
み
1
水泳の補習が嫌なばっかりに水を抜き、罰としてプール掃除を言いつけられた女子とその親友。20年前の風景が写るカメラとその持ち主に出会うキラキラした3日間が、元担任への手紙という形で描かれる。上演1時間に納めるためのカット版つき。2010/03/25
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