カルタゴ興亡史―ある国家の一生

カルタゴ興亡史―ある国家の一生

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784560028599
  • NDC分類 243.2
  • Cコード C0022

出版社内容情報

 その昔、北アフリカはチュニジアのあたりに、フェニキア人の建てた国があった。航海術に長け、地中海世界の経済を牛耳っていた彼らは、台頭するローマに抗して破れ、歴史の舞台から姿を消してしまう。英雄ハンニバルの名でのみ知られるこの国の物語は、読む者の想像力をかきたててやまない。

内容説明

軍事大国ローマと地中海世界の覇を競い、三たび戦って敗れ、歴史から抹殺された悲劇の国。

目次

国家カルタゴの成立
シチリアの争奪(ディオニュシオスの死まで;アガトクレスの死まで)
カルタゴ事情
ローマ登場(第1次ポエニ戦争)
傭兵の乱(リビア戦争)
ハンニバルと第2次ポエニ戦争(カンナエまで)
戦運逆転
ハンニバルの死
カルタゴ滅亡(第3次ポエニ戦争)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aisu

14
フェニキア人が〜というところから始まって…アフリカのカルタゴに建国し…シチリアでギリシャ人と延々と争い……ポエニ戦争は後半部分。著者は学者ではないせいか、きっとこうだったかもしれない、といった文があったり。まあそれも読みやすくて良かったです。年表、戦陣の図があればもっと良かった。ローマ人の物語はローマからの視点だが、これはカルタゴ視点。古代の地中海事情の復習にもなった。2015/06/19

Mariyudu

1
支配者が入れ替わる戦乱はあっても亡国を経験したことのない極東の地にあって、政府・兵士のみならず市民に至るまで尽く滅ぶということは一体どのようなことなのかという思い。そんな動機から手に取った本。作家さんの筆によるもので人物群像ドラマっぽい調子だが、ポエニ戦争とハンニバル進軍の時系列はいちおう頭に入った。それにしてもなんとタフな時代であることよ…2019/07/14

西夏

0
チュニジア旅行にあたり、カルタゴの歴史は学んでおきたいと購入した課題図書。実際は、ハンニバル登場前に到着してしまった。イタリアの地理、ローマ史が頭に入っていないと冒頭から着いていけない。実際現地に行くと、無残なまでに破壊された住居跡、目前の地中海を見ることが出来た。帰国後に読了すると、あの住居跡がより意義深く感じられた。やはり行く場所の歴史を学ぶことに意味があるのだなと感じられた読書だった。2020/01/05

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