出版社内容情報
独自の存在論の展開と芸術のもつユートピア的機能の解析により、希望なき世界で新しい生の道を切り開く希望の哲学にして、真の自己を探る黙示録。「同時代人の表現として自分の力を測るのに適した唯一の本」(ベンヤミン)、「本書は途方もないものへの期待を喚起した」(アドルノ)と絶賛された待望の名著。
内容説明
若きベンヤミン、アドルノに多大な影響を与えた待望の名著。「まだ意識されないもの」の存在論と芸術論により、既成の殻を破砕して新しき生を切り開く。
目次
自己との出会い
装飾の制作
音楽の哲学
構成不可能な問いの形象
カール・マルクス、死、および黙示録