内容説明
華麗な装いの屏風絵や水墨画の大作から裸婦、版画、さらには陶芸をはじめ多様多彩な分野の作品群まで―代表作に画家自身の魂から溢れ出る言葉を添え、人と作品の魅力の全貌を浮き彫りにする。未公開作品や貴重な写真も収録。
著者等紹介
加山又造［カヤママタゾウ］
１９２７（昭和２）年京都市に生まれる。１９４９（昭和２４）年東京美術学校日本画科を卒業、山本丘人に師事する。１９５０（昭和２５）年第２回春季創造展に「動物園」「自画像」が初入選し、研究会賞を受賞する。１９５５（昭和３０）年養清堂画廊で初個展を開催。１９６６（昭和４１）年多摩美術大学日本画科教授となる。１９８０（昭和５５）年「月光波涛」に対して、第３０回芸術選奨文部大臣賞を贈られる。１９８８（昭和６３）年多摩美術大学教授を辞任し特別講師となると共に、東京藝術大学美術学部教授となる。１９９５（平成７）年東京藝術大学美術学部日本画科教授を定年退官し名誉教授となる。１９９７（平成９）年文化功労者として顕彰される。１９９９（平成１１）年第６回井上靖文化賞を受賞する。２００３（平成１５）年文化勲章を受章する。２００４（平成１６）年４月逝去（享年７６歳）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ＭＯＴＯ
5
購入したのはこの本では無いが、表紙絵を見ていたいのでこちらで登録。初めましての画家さんだが彼の絵に一目惚れ♡ 一瞬で心を持っていかれる感覚はモネ以来。 美しい絵画はこの世に溢れているけれど、惹かれあえるアートは稀。結婚相手同様、選んでいるのではなく同じ波長を感じ取っている感覚に痺れた。2021/11/16
森
3
たまたま図書館で見て、借りました。若い時の作品が、凄く魅力的です。洗練され、すごく緊張感が伝わってきます。裸婦も洗練されエロさなど俗物感を突き抜けており良いです。雪、花、月、波、草、木、山、形や配置、図案が素晴らしい。良い本に巡り会えました。2014/02/08
わきが
0
屏風絵に嫌味なく散らばる金色が美しい．水墨画の雪や波の質感は圧倒される．日本画にとらわれず日本画をどこまでも追求した人だと思います．実物見たいなあ(；´Д｀) バロック建築の調度品のような金色の使われ方は個人的にあまり好きでないけど，加山又造の金色の使い方は好きです． タンチョウはシンプルでありながら洗練されたフォルムをしているなあと気づかされました．2014/07/22
