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内容説明
本書は、MTシステムの入門者に対象を絞り、「MTシステムって何だろう?」という疑問に答えるべく、その成り立ちと実例を、易しく解説したものである。
目次
MTシステムって何?
電気通信大学でのMTシステムの始まり
MTシステムのソフトウェアが作られた
衣服の着心地もMTシステムで
手書き文字を自動で読み取る
プログラマの能力が予測できないか
MTシステムは病気の診断から始まった
半導体のはんだ付けの外観検査を自動化する
携帯電話の水晶振動子のごみ
製品の使いやすさもMTシステムで
画像評価のポイントはMTシステム
企業の健康状態を診断する
観測のうまい人とへたな人を識別する
宇宙に飛んだ衛星の故障
MTはパラメータ設計である
多変量解析とMTシステムの相違
MTシステムの数理
何が問題か
これから何をしたらよいか
著者等紹介
鴨下隆志[カモシタタカシ]
前独立行政法人産業技術総合研究所。株式会社オーケン、工学博士。主な受賞研究、MTS法の故障診断プログラムへの適用―将来宇宙機用ソフトウエアに関する研究(第1報)―(2000)。マハラノビスの距離を用いた衝突防止センシングシステムの研究(1998)。マハラノビス距離による多次元情報システムの最適化―火災報知システムの場合(1997)。ジャケットの着心地のマハラノビスの距離による検討(1996)
矢野耕也[ヤノコウヤ]
株式会社ツムラ、工学博士。主な受賞研究、漢方問診データのMTシステムによる定量化の研究(2003)。医療のIT化とMT法を用いたEvidence‐Based Medicineの実践(2003)。漢方薬の配合比の最適化とモデル動物による薬効評価の検討(1)(2002)。漢方薬の造粒に対する新しい動的機能窓法(速度比法)の適用(1999)
高田圭[タカダケイ]
セイコーエプソン株式会社。主な受賞研究、直交表を使ったソフトウェアのバグ発見の効率化(2001)。健康診断データを用いたMTS法による予測の研究―今年の健康から来年の健康を予測する方法―(2000)。ソフトウェア誤り検出能力の評価に関する基礎的研究(1997)
高橋和仁[タカハシカズヒト]
電気通信大学。主な受賞研究、電力を利用した切削加工条件の最適化(2001)。切削加工における動特性のSN比の研究―L12直交表による網掛け実験の検討―(1998)。マハラノビス距離による多次元情報シスてムの最適化―火災報知システムの場合―(1997)。生産工程における機械部品の管理の実態(1997)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。