出版社内容情報
慣行品種の西洋ミツバチに致命的なふそ病、チョーク病、ダニ、スズメバチ、寒さに強い。種蜂捕獲、江戸時代から続く自然巣管理(古式養蜂)、近代的な可動式巣枠の活用(新式養蜂)、採蜜法をわかりやすく手ほどき。
内容説明
日本ミツバチは明治期に西洋ミツバチが導入される前の養蜂在来種で、最高級の垂れ蜜、滋養に富むにごり蜜(搾巣蜜)など独特の風味をもつ貴重品だった。アメリカふそ病、チョーク病にかからず、スズメバチを熱殺し、ダニの増殖も防ぐ。寒さに強いので飼いやすく、交配養峰にも有望である。蜂群捕獲や自然巣採取により、誰にでも始められる。飼い方も、野趣あふれる丸太飼いや重箱式といった古式養蜂から可動式巣枠による新式養蜂まであり、西洋ミツバチ用巣箱も活用できる。「居つきが悪い」といわれているが、適正管理で巣の環境を整えてやればどんどん増勢・増群する。
目次
第1章 在来種養蜂の魅力(在来種とはどんな蜂か;病害虫に強く、耐寒性にも優れる ほか)
第2章 蜂の捕獲と巣箱づくり(トラップによる蜂群捕獲;自然巣からの蜂群捕獲 ほか)
第3章 蜂群管理の実際(飼育適地と年間管理のあらまし;分封のようすとその対策 ほか)
第4章 蜜の採取から精製、販売まで(採蜜の方法;蜜のとり出し、精製、保存 ほか)
著者等紹介
藤原誠太[フジワラセイタ]
昭和32年、岩手県盛岡市生まれ。東京農業大学農業拓殖学科卒業(在学中に北南米で約1年間養蜂研究)。独自に日本ミツバチの飼育法を開発(藤原式)、養蜂関係特許多数保有。現在、(有)藤原アイスクリーム工場専務取締役、(有)藤原養蜂場専務取締役、日本在来種みつばちの会会長
村上正[ムラカミタダシ]
昭和27年、岩手県紫波郡都南村生まれ。岩手県中央職業訓練所修了、家具職人として木材の見立て、木工に精通。独自に日本ミツバチの飼育法を開発(村上式)、藤原誠太氏とともに日本在来種みつばちの会を結成。現在、(有)藤原養蜂場養蜂管理課長、日本在来種みつばちの会理事。一級技能士、職業訓練指導員
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