出版社内容情報
アブラムシ、ハダニ、コナガ、ウンカなど深刻化する抵抗性発達のメカニズムを追及した話題の書。生理的、遺伝的、生態的メカニズムを解析し、抵抗性を発達させない害虫管理のあり方を示す。その道20年の研究成果。
内容説明
本書は、著者が20数年間つきあってきた抵抗性害虫のエリート達を縦糸にして抵抗性が生じる背景や生物の多様性を整理し、農薬に依存した害虫防除から農薬を従とした防除への転換を考えてみたものである。
目次
第1章 薬剤抵抗性の背景とインパクト
第2章 抵抗性害虫のエリート達
第3章 抵抗性発現の生理・生化学的メカニズム
第4章 抵抗性発達の遺伝的・生態的メカニズム
第5章 撲滅から制御へ―抵抗性からみた防除の課題