出版社内容情報
植物としての特徴、タケ林の管理・育成、縄文や弥生時代からの利用の歴史、アジアの竹工芸品、竹ひごから笊、籠の基本、竹トンボなどの玩具、竹垣、竹小舞、岐阜和傘、紀州へら竿、高崎竹皮編みなどの職人技も収録。
内村悦三[ウチムラエツゾウ]
著・文・その他
近藤幸男[コンドウユキオ]
著・文・その他
内容説明
半世紀前までは、私たちの暮らしのあらゆるところで使われていた竹。いまや竹林駆除が課題となる状況もありますが、マイクロプラスチックの海洋汚染を考えれば、もう一度見直したい自然素材です。本書では、植物としてのタケ、工芸利用をふまえた各種のタケの特徴と利用、良いタケを生産するための栽培管理、「タケの文化圏」にある日本でのタケ利用の歴史とアジアでのタケ利用、竹編みの素材である竹ひごのつくり方、籠編み・笊編みの方法を詳述。さらに伝統工芸としての岐阜和傘、紀州へら竿、西上州の竹皮編、造園・建築材としての利用を取り上げています。
目次
1章 植物としてのタケ(タケ科植物とは;タケの生育環境と分布 ほか)
2章 タケ林の管理と育成(温帯性タケ類の栽培;熱帯性タケ類の管理 ほか)
3章 タケ利用の歴史(わが国におけるタケ利用の歴史;アジアで見られる竹工芸品)
4章 竹工芸に利用するタケ・ササの種類(温帯性タケ類の5属17種;温帯性ササ類の5属7種)
5章 タケ利用の実際(竹材処理の基本;竹細工の基本=竹ひごと籠、笊 ほか)
著者等紹介
内村悦三[ウチムラエツゾウ]
竹資源フォーラム主宰
近藤幸男[コンドウユキオ]
北海道比布町・北の竹工房主宰
大塚清史[オオツカキヨシ]
岐阜市歴史博物館館長
前島美江[マエジマヨシエ]
群馬県高崎市・西上州竹皮編でんえもん主宰
田邊松司[タナベショウジ]
有限会社竹松代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しまめじ