内容説明
地産地消の先駆者石塚左玄の食養・食育論を平易に解説。食よく人を養い、また病いを医す―明治の時代、医者の治せぬ病を、食事を変えることによって次々と治した「食医」石塚左玄。その理論を今日の栄養学や医学の到達点に照らしながらわかりやすく解説するとともに、誰でもできる四季の食養献立を紹介。
目次
第1章 食足りて真の食を知る―石塚左玄・食物至上論の神髄
第2章 人間穀食動物論―食において人間と動物を分けるもの
第3章 土地土地で順化適応した先祖代々の食―地産地消の先駆・左玄の風土食論
第4章 そのものを丸ごと食べる健康法―生命の理にかなう自然食論
第5章 食の均衡が長寿の秘訣―バランスを説いた東西の名医と左玄の陰陽調和論
第6章 “食養”による料理法と四季の献立
終章 石塚左玄の食養道に学ぶ
著者等紹介
沼田勇[ヌマタイサム]
1913年茨城県生まれ。医学博士。1935年ビタミンC酸化酵素発見。1941年ビタミンB1分解酵素サイアミナーゼ(アノイリナーゼ)発見。1942年チステイン存在下グルタチオン分析法創見。1943年魚の血合の生理的意義の発見。1944年野草600種の栄養分析。ビタミンの遺伝子支配発見。1945年炊飯米長期保存法の研究。1946年中支派遣軍150万人と一般邦人引き揚げ時、消毒剤皆無のなか、コレラ、赤痢など腸内菌による伝染病に対する予防法を創案(これを国連WHOが沼田法として採用)。1947年伊豆大仁にて開業。1954年日本綜合医学会創立。現在永世名誉会長。1970年インドネシアに国賓として招待さる。1971年スリランカに国賓として招待さる。1977年台湾に国賓として招待さる。1983年バングラデシュ大統領主催ビスダナンダ・マハテラ大僧正米寿の祝いに招待さる
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