内容説明
仏教の開祖であり、偉大なる思想家であるゴータマ・ブッダ。ゴータマ・ブッダは、どのような問題意識を持ち、その問題とどのように取り組み、どう解決していったのか。「弱肉強食」や「老・病・死」への問題意識から、「四諦」「八正道」「十二縁起」の教えにいたる、その思索の跡を追う―。
目次
第1部 ブッダの問題提起(ゴータマ・シッダールタという思想家;「老」「病」「死」への問題意識)
第2部 ブッダの解決方法(ゴータマ・シッダールタの覚醒;悟りにいたるまでの道筋;なにものにも縛られずに「生きる」ということ)
第3部 ブッダとしての生き方(心を解き放つブッダの教え;縁起のメカニズムを知る;いまを大切に生きるということ)
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年、大阪府生まれ。東京大学文学部印度哲学科を卒業後、同大学院博士課程を修了。1965年から85年まで、気象大学校教授を務める。現在、仏教を学び実践する「まんだらの会」を主催。旺盛な執筆・講演活動などで活躍、仏教を中心に宗教をわかりやすく説く啓蒙家として知られる。難解な仏教思想を、逆説やユーモアを駆使してやさしく説く語り口は、年齢・性別を超え、幅広い支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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