内容説明
脳は断片的な情報から、自分が安心できる結論を出したがる。今、解き明かされる「脳の不思議とその原理」。
目次
第1章 脳の何たるかを知る「わがままな脳」―自由自在に勝手気ままに働く脳
第2章 人間脳の特徴を知る「しなやかな脳」―感情を自在に操る、十人十色の脳
第3章 困ったヒトを生み出す「あぶない脳」―あるとき暴走してしまう危険な脳
第4章 人間の進化に逆らう「未熟化する脳」―脳の未熟化が進んでいるという事実
第5章 男と女の真実を語る「モテたい脳」―男女の間で特有な働き方をする脳
第6章 結晶性知性を伸ばす「倍速化する脳」―記憶のメカニズムに左右されて働く脳
第7章 なんだかんだあっても結局は「したたかな脳」―人間にとって生きつづけるための中枢である脳
著者等紹介
沢口俊之[サワグチトシユキ]
1959年東京都生まれ。北海道大学理学部卒。京都大学大学院理学研究科修了。米国エール大学医学部神経生物学科ポスドク、京大霊長類研究所助手、北大文学部助教授を経て、北大医学研究科高次脳機能学分野教授。専門は認知神経科学、霊長類学。思考や自我のベースであるワーキングメモリに照準し、前頭連合野を中心とした研究を展開している
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