内容説明
思想としての仏教、東アジアの今日を決定づけた儒教、さらに道教・ヒンドゥー教・神道、さまざまな民族宗教、そして民間習俗に至るまで、東洋は思想の宝庫といってもよい。その発生から教え、儀式内容などを探究する。
目次
プロローグ 「東洋思想」とは何か―“自らの思想”づくりへの招待
第1章 仏教―死の超克の哲学と救済の信仰の狭間に揺れる世界宗教
第2章 儒教―宗教を内包した東洋的実践倫理思想
第3章 道教―民衆の希望と融合した“神仙思想”
第4章 神道―原始の闇の中に始まった“日本固有の思想”
第5章 民族宗教―多様な神々のもとにある“各民族の思想的源流”
第6章 民間習俗―さまざまな古代からの“厄除・願望成就の思想”
第7章 「東洋思想」がわかる小事典