ルソーの時―インタラクティヴィティの美学

ルソーの時―インタラクティヴィティの美学

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  • サイズ A5判/ページ数 115p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784536400572
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0072

内容説明

「新しい本、新しい映画。」フランスの先駆的メディア・アーティスト、ジャン=ルイ・ボワシエの記念碑的CD‐ROM作品、初の日本語化。

目次

関係と想像の詩学―ジャン=ルイ・ボワシエの世界
インタラクティヴな時
イマージュの本
メディア・アートがひらく芸術教育―芸術と教育のメタコンテクスト
欲望するイマージュ

著者等紹介

伊藤俊治[イトウトシハル]
東京芸術大学大学院教授(美術史)。1953年秋田市生まれ。東京大学大学院修士課程修了(西洋美術史)。美術史・写真史・美術評論・メディア論などを中軸としつつ、建築・デザインから音楽・映画まで、19世紀文化、20世紀文化全般にわたる旺盛な評論活動を展開

ボワシエ,ジャン=ルイ[ボワシエ,ジャンルイ][Boissier,Jean‐Louis]
マルチメディア・アーティスト。パリ第8大学教授。パリ第8大学CIREN研究所、ならびに国立装飾美術学校のインタラクティヴ研究アトリエのディレクター。1945年フランス、ロリオル=シュル=ドロームに生まれる。数学と物理を学んだ後、グラフィックデザイン、写真、実験映画、インスタレーションを制作。1969年から、ヴァンセンヌのパリ第8大学の造形学部設立に参加。1970~80年代にかけて、中国の伝統美術の歴史と美学を研究、このテーマに沿った多数の展覧会を開く。1980年代の始めから、インタラクティヴ・アートの先駆者として、アーティスト、研究者、またニューメディアにかかわる展覧会のキュレーターとしての活動を行う。1990年に設立したパリ第8大学のインタラックティヴ美学研究所においては、デジタル映像を収めたヴィデオディスクをはじめ、“形と道具としてのインタラクティヴ”や“インタラクティヴなしぐさ”をテーマにした実験作品を現在展開。1990年よりジャン=ジャック・ルソーを取り上げ、ルソー作品の中にある、空間としぐさ、記号と言語、時と感覚を、インタラクティヴ性の研究対象として取り組む

ベルール,レイモン[ベルール,レイモン][Bellour,Raymond]
1938年リヨン生まれ。文学、映画の理論、評論家。小説家。CNRS(国立科学研究所)の研究者。パリ第3大学で教鞭を執る。60年代よりAlexandre Astruc(1963)、Henri Michaux(1965)をはじめ、映画と文学の分野で執筆活動を行う。その後、ヴィデオ、写真、映像の分野まで対象を広げ、ポンピドゥー・センターでの展覧会『Passage de l’image』(1990)ではキュレーターの一人。1991年セルジュ・ダネーと共に映画誌『Trafic』の創刊に携わる

永守基樹[ナガモリモトキ]
和歌山大学教授(美術教育学)。1953年東京都生まれ。大阪教育大学大学院修士課程修了(美術教育学)。芸術教育(美術教育・デザイン教育)について多彩な方向から研究。近年は基礎造形教育の再確立をメディア・アートの地平から探究し、他方で美術教育批評の方法的構築を目指している

白井雅人[シライマサト]
山形県立米沢女子短期大学助教授(メディア表現論)。1959年東京都生まれ。東京大学大学院修士課程修了(表象文化論)。コンピュータを中心とする新しいメディアと表現のかかわりについて、美学的・認知科学的見地から研究。1997年までNTTインターコミュニケーション・センター学芸員
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