目次
第1部 論理と集合の基礎(集合;命題計算;述語と真理集合;2変数以上の述語;述語と数学的論証)
第2部 集合で表される構造(写像;2項関係とその表現;順序集合と束;同値関係と商集合;集合の要素の個数;可算集合)
第3部 情報科学のための論理数学(命題計算の応用;ブール代数;論理設計と命題計算;帰納法と再帰的定義)
著者等紹介
嘉田勝[カダマサル]
1970年鳥取県に生まれる。1993年筑波大学第一学群自然学類卒業。1995年筑波大学大学院博士課程数学研究科数学専攻退学。1997年大阪府立大学大学院理学系研究科博士課程数理・情報科学専攻修了。日本学術振興会特別研究員、北見工業大学などを経て、大阪府立大学大学院理学系研究科情報数理科学専攻講師。博士(理学)。専門は数理論理学(特に公理的集合論)、集合論的位相空間論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まつど@理工
4
今必要としている箇所しか読まなかったが、解説も詳しいし、練習問題の解答もついているので、高校生にも読める数学の基礎本。大学入学後に目を通しておくといい。2013/10/11
エディス編集部 多治見武昭
3
順序関係や順序同型についてもやもやしている人はこれを読むといいと思う2012/04/17
跼
1
学部1年の情報数学の教科書だった。第Ⅰ部は集合と命題(述語)の等価性について。第Ⅱ部は写像・二項関係・順序関係・ハッセ図・(順序)同型写像・有界・束・同値関係( 同値類・商集合・無矛盾定義)・剰余環・鳩の巣原理・対角線論法など。コラムではカントール集合・連続体仮説・プログラムの停止問題。2023/11/30
mft
1
当り前に使っていた言葉遣いがルーズなものだったと思い知らされた2018/09/29
あ
1
高校数学レベルのところからスタートして、大学で用いられる集合論・述語論理の基本的なところまで、懇切丁寧に橋渡しをしてくれる。全問解答付きの練習問題も豊富で、はじめの一冊として群を抜いて素晴らしい。このような本は他にはありそうでなかなかなく、大変貴重だと思う。2013/04/19