内容説明
ゼータは素数をまとめあげることから発生したものですが、いまや現代数学のいたるところに現われて、なくてはならないものになっています。前世紀末には、ゼータはフェルマー予想に357年振りの解決をもたらすまでに到りました。ゼータ研究所は、そのようなゼータの研究と普及を目的として1995年10月1日に設立されました。以来6年が過ぎ、これまでの活動の一覧をまとめたものが本書です。
目次
第1部 ゼータ研究所だより(クロトン2500年;五角数定理の証明250年 ほか)
第2部 ゼータ月報(円周率とゼータ;ゼータで測るカシミール効果 ほか)
第3部 ゼータ歴史研究(オイラーの数学―『無限解析入門(1)』を中心に
セルバーグの『ゲッチンゲン講義録』―セルバーグ跡公式の起源 ほか)
第4部 ゼータ普及活動(素数とゼータ関数;素数の一般化とゼータ関数 ほか)