学校が「愛国心」を教えるとき―基本的人権からみた国旗・国歌と教育基本法改正

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784535583634
  • NDC分類 373.2
  • Cコード C3037

内容説明

日本の国の、普通の小学校や中学校が、子どもに“マインドコントロール”を施していく場に変わってしまうとしたらどうでしょう。“思想・良心の自由”を掘り崩していく動きは、すでに見えないところで、どんどんと進んできているのです。あなたが、そして、あなたの子どもが、学校で心を盗まれないようにするために、何をすればいいのか?一緒に考えていきましょう。

目次

第1章 “思想・良心の自由”からみえてくるもの
第2章 国旗・国歌法による「強制」
第3章 国旗・国歌の強制を排除するために
第4章 教育基本法「改正」論を考える
第5章 いま“公教育”を問い直す
補 国旗・国歌訴訟から―裁判所等に提出した鑑定意見書

著者等紹介

西原博史[ニシハラヒロシ]
1958年生まれ。1983年早稲田大学法学部卒業。早稲田大学大学院法学研究科を経て現在、早稲田大学社会科学部教授。博士(法学)早稲田大学。専攻、憲法学
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

東田正平

1
教育というものは本当に難しい問題だ。しかし教育がこどもに及ぼす影響を考えれば、もっともっと議論を尽くすべき問題ではあろう。本書は、教師と生徒に対する国家斉唱の強制、教育基本法の改正に当たって文部科学省が国を愛する心を課題としてあげていたことなどについて、良心の自由に反するという内容。割と専門的な内容。2003年の出版だが、問題状況としては、現在もあまり変わらず議論は進んでいないのが残念。教育について自分なりに考えを持てるようになるまで色々な知見を吸収する必要を感じる。2016/05/05

Arisaka

0
(12)『学校が「愛国心」を教えるとき…ここで説く“教育”は正気の沙汰ではない…読んでいて何度血の気が引いたことか。本書は学校から「打倒国体」の革命家を育成する為の典型的な日教組バイブルに他ならない。著者は、公への帰属意識を失った「究極の個」が、どれほど社会に害を与えているか考えもしないだろう。「あってはならない教育」の本髄を知れる、売国非道の一冊!2015/02/03

PIYOBLACK

0
日本の道徳教育についていろいろと考えさせられる。2015/01/10

s2013253

0
(A)国旗、国歌、そして愛国心の強制に関する話。この本を読み、改めて国歌斉唱の強制や愛国心の押し付けに目を光らせなければならないと感じた。2014/01/04

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