内容説明
軍事・経済・科学・芸術―かつてイスラムは世界の中心だった。キリスト教ヨーロッパなど恐れるにおよばない野蛮な存在のはずだった。…しかし、すべてが一転した。あらゆる面で西洋に屈することになったイスラム世界。何がうまくいかなかったのか?イスラム世界没落の原因と苦悩を、中東史研究の権威が描く。
目次
第1章 戦場の教訓
第2章 富国強兵の探求
第3章 社会的文化的障壁
第4章 近代化と社会的平等
第5章 世俗主義と市民社会
第6章 時間・空間・近代性
第7章 文化変容の諸側面
著者等紹介
臼杵陽[ウスキアキラ]
1956年生まれ。1980年東京外国語大学外国語学部アラビア語学科卒業、83年東京大学大学院社会学研究科修士課程修了、88年同大学院総合文化研究科博士課程単位取得。専門は、国際関係論・中東地域研究。在ヨルダン日本大使館専門調査員、エルサレム・ヘブライ大学トルーマン平和研究所客員研究員などを経て、現在国立民族学博物館・地域研究企画交流センター教授、総合研究大学院大学文化科学研究科教授(併任)
今松泰[イママツヤスシ]
1963年生まれ。1987年神戸大学文学部史学科東洋史学専攻卒業。1989‐92年イスタンブル留学。現在、神戸大学大学院文化学研究科社会文化専攻在籍、英知大学非常勤講師。専門はオスマン朝宗教・文化史(とくに聖者信仰、スーフィズム、タリーカに関する諸問題)
福田義昭[フクダヨシアキ]
1969年生まれ。大阪外国語大学アラビア語学科卒業、同大学大学院言語社会研究科博士課程修了。現在、国立民族学博物館講師(研究機関研究員)、大阪外国語大学非常勤講師。専門は近現代アラブ文学
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takao