出版社内容情報
エアコンや電気自動車、ハードディスクなどの高効率化には高機能磁石(ネオジム磁石)が不可欠。本書では、磁石がどこでどのように(用途・求められる機能)使われているのか、磁石のキホン、最先端磁石の機能・しくみ、これからの磁石などを一気に解説します。
内容説明
究極の磁石づくりをめぐる熱き研究ストーリー。世界最強「ネオジム磁石」の最前線。
目次
0時間目 研究室に企業の新入社員が研修にやってきた!(磁石オンチが勢揃い? ほか)
1時間目 磁石開発の歴史を見ておこう!(磁石開発は日本人研究者の貢献が絶大;KS鋼の次はMK鋼だ! ほか)
2時間目 磁石のキホンから勉強してみよう!(「磁界」って、そもそも、何だ?;磁石を切っても、切っても ほか)
3時間目 磁石のつくり方とその応用(焼結磁石のできるまで;液体急冷~熱間加工の工程でのつくり方 ほか)
4時間目 さまざまな磁性をうまく利用して使う(磁性の4タイプ 強磁性、常磁性、反強磁性、フェリ磁性;HDDは磁石の塊だ! ほか)
5時間目 究極のネオジム磁石づくりに挑戦する!(ネオジム磁石をつくるには「隠されたレシピ」があっや?;3ミクロンの壁を乗り越える新しいアプローチ ほか)
6時間目 精緻に見ることで「なぜ?」を解明し、それが研究開発の近道になる!(SEMとTEMの違いと使い分け;磁壁移動の様子をTEMで観察する ほか)
7時間目 実験室を覗いてみよう!(アトムプロープを見学;FIB装置を見学する ほか)
著者等紹介
宝野和博[ホウノカズヒロ]
1982年、東北大学工学部金属材料工学科卒業。1988年、ペンシルベニア州立大学大学院材料科学専攻博士課程修了。カーネギーメロン大学博士研究員、東北大学金属材料研究所助手、科学技術庁金属材料技術研究所主任研究官、室長、独立行政法人物質・材料研究機構材料研究所ディレクターを経て、2004年より物質・材料研究機構フェロー。同磁性材料ユニット長を併任、元素戦略磁性材料研究拠点解析グループリーダー、筑波大学大学院数理物質科学研究科教授(連係)を併任
本丸諒[ホンマルリョウ]
横浜市立大学卒。出版社勤務を経てサイエンスライターとして独立。出版社時代には多数のサイエンス書のベストセラーを輩出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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