内容説明
ココロからウロコが落ちる!本書では、心理学の基礎から応用までをやさしく解説。特に、実験、観察、数値化などによる科学的エビデンスを重視。これらの研究成果をもとに、わかりやすく紹介します!取り上げられている手法は、広告、マーケティング、販売促進、自治体の防犯対策など、身の回りで応用可能なものばかり。本書を読めば、実践的な知識が身につきます。
目次
第1章 心理学とは何か
第2章 「現象」から見える心理学
第3章 「実験」で測る心理学
第4章 「観察」で見抜く心理学
第5章 「理論」を整理する心理学
第6章 「技法」を提示する心理学
著者等紹介
植木理恵[ウエキリエ]
1975年生まれ。心理学者、臨床心理士。お茶の水女子大学卒。東京大学大学院教育心理科修了後、文部科学省特別研究員として心理学の実証的研究を行なう。日本教育心理学会において最難関の「城戸奨励賞」「優秀論文賞」を史上最年少で連続受賞し、現在、都内総合病院心療内科でカウンセリング、慶應義塾大学理工学部教職課程で講師をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コージー
64
★★★★☆「心理学」が〝本当に〟わかるように目指してつくられた本。著者は『ホンマでっかTV』に出演している、心理学者の植木理恵氏。深層心理や実験心理といったように、「研究手法」別に構成して解説。そのため、心理テストのような俗っぽいものではない。第6章では臨床場面でどのように役立てられているかがわかり、とても勉強になった。【印象的な言葉】①ブレストでは、3人がもっともたくさんの案が出せる。②5回に1回クッキーを与えない。③いま本当に必要なのは、優柔不断さを許せる柔らかい感性、ソフト・インテリジェンスである。2018/08/27
みゃーこ
46
煩雑で複数な流派を持ち実践でなかなか使いづらい心理学という学問を、日常にあるテーマごとの分類という新しい試みはより実用性を重視し心理学の存在意義を確認するのに役立った。日常の場面ごとのテーマで分類とは!当たり前のことを難しく書く心理学じゃなく、分かり易さと共感する場面を取り扱うことでより身近に感じられるこういう心理学の本を待っていた。2015/05/14
みっくん
31
大学の一般教養の授業で心理学を取ると、『思ってたのとちがーう』と、いうことがよくある(と、思う。)。本書はまさに『心理学と言えばこれこれ(心理学の何を知っているわけではありませんがw)』と、いった内容が深入りすることなく、細かい項目ごとに端的に記述されているため、『ホンマでっか!?』と、最後まで息切れすることなく楽しく読むことがでーきた♪2015/12/05
しん
22
心理学全般をカバーするわかりやすく解説した心理学入門書みたいな感じの本でした。ひとつひとつ馴染みのあるものから、全然知らなかったものまで、幅広い感じがしました。一番興味深かったのは、モチベーションに関するページでした。2013/11/27
アカミネ
18
一気に全部は消化出来ないけど、色々疑問解消が出来てスッキリしてます。ピグマリオン効果覚えた。よく言われる“思考を変えてピンチをチャンスしよう”は”情動焦点型コーピング”と言う名があった。アイゼンク理論によれば自分は平凡寄りの変わり者性格でした?2020/02/04