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内容説明
本書は「できる人」に一度、立ち止まってもらう本です。成長の芽をもっている「できない人」の可能性に気づき、相手への不満や不信を脇に置き、ほんとうは自分が人を伸ばすことが「できない人」なのではないか、という視点で過去、現在、未来を見渡してもらい、「できる人を育てる人」に変わるための考え方と方法を明らかにします。
目次
プロローグ 「できる人」の率いる集団が、「できる組織」にならない理由
第１章 「できる人」が陥る三つの罠
第２章 「できる人」は、こうして組織をダメにする
第３章 「できる人」に知ってほしい「できない人」との違い
第４章 「できる人を育てる人」になるために
第５章 「できる人を育てる人」の技術
終章 「オン・ザ・ジョブ・コーチング」のススメ
著者等紹介
吉田典生［ヨシダテンセイ］
１９６３年三重県伊勢市生まれ。（有）ドリームコーチ・ドットコム代表取締役。コミュニケーションコンサルタント。ＩＣＦ（国際コーチ連盟）マスター認定コーチ。関西大学社会学部卒業後、テレビ番組制作会社、出版プロダクションを経て独立。フリージャーナリストとして主に組織の人材開発、キャリア開発などをテーマに取材、執筆。取材過程でコーチングに出会い、研究・学習を開始。２０００年以降、「コーチは人の生命力を引き出す仕事」をモットーに、組織におけるリーダーシップ開発および実践支援のコーチとして活動（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちいくま
2
できる人は育てなくても勝手に育っていくからねぇ… できる人はできない人の面倒を見ることまで期待されるのですか… できない人をできる人に育てることができる人は、もはや「教育する人」であって実務の人ではないと思うのだけど。実社会ってタイヘンです。2015/03/21
Baten Teiji
1
「できる人」はどうしても「出来る人」の基準で物事を判断しがちであるために「できる人」を育てられない。「できる人を育てる人」になるためには、人それぞれの持つ個性や才能、情熱等を認識し、それぞれの人々にあった育て方を実践しなければならない。2013/10/29
AkaGma
0
「できない人」の置かれている状況や内心についてはよく説明されている。しかし、この内容だけで「できる人」を説得できるとは思えない。2009/11/07
うちひと
0
表題にはやや偽りがあり、正確には、なぜ「できない人」は育たないのか、が一貫して書かれている。一方で、「できる人」は勝手に育つことが述べられている。また、「できる人」が管理層になった際には育成が仕事になる、ということが大前提となっているが、大いに疑問。「できる人」が一定数勝手に育つのであれば、管理層の仕事は「できる人」をうまく見いだし、使うこと、であってもいいはず。「できない人」を切るのも組織としての選択としてはアリのはずで、そこに対する言及がないので、片手落ちの本になっている2018/09/19
