資源争奪の世界史―スパイス、石油、サーキュラーエコノミー

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資源争奪の世界史―スパイス、石油、サーキュラーエコノミー

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  • サイズ A5判/ページ数 294p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784532358884
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0033

出版社内容情報

人類は資源をめぐり争奪・競争・開発の歴史を繰り返してきました。資源なき日本とドイツが資源覇権国のアメリカ、イギリスに挑んだのが第二次世界大戦です。また、資源は固定化されたものではなく、石炭、石油、レアアース、再生可能エネルギーと歴史の流れにより変遷してきました。
 そして、資源の変遷の陰には常に技術の存在があります。これまで人類は、ある自然物に対して技術をもって働きかけることで、価値のなかった自然物に人間にとっての利便性という価値を与え、単なる自然物を資源へと転換してきました。ドイツが化学産業立国を目指したのは資源なきが故でした。そして、さらなる利便性や豊かさ、または力を求めて様々な自然物の囲い込みとそれを活用する技術開発の競争を繰り広げてきました。中国がレアアースを利用するのはその現れです。
 そして現代、これまでを覆す新しい歴史の流れとして、社会の仕組みと技術により自然物ではないものに資源の価値を与えていくという、エネルギー転換(Energy Transition)ならぬ資源転換(Resource Transition) ともいえる兆しも見えてきています。これは世界のパワーバランスを大きく揺さぶり、新たな競争をもたらす可能性があります。
 世界の資源エネルギーは今後どのような方向に向かうのか、そしてそれはどのような争奪戦や競争を引き起こすのか、資源エネルギーの歴史を紐解くことで未来をも展望するスケールの大きな新しい世界史の登場です。

内容説明

スパイス、石油、再生エネルギー―。人類は資源をめぐり争奪・競争・開発を繰り返してきた。資源なき日本とドイツが資源覇権国のアメリカ、イギリスに挑んだのが第二次世界大戦だ。石油の時代の終焉を迎え、資源エネルギーの潮流はどのような方向に向かうのか、そしてそれはどのような争奪戦や競争を引き起こすのか。資源エネルギーの歴史を紐解くことで未来をも展望する、かつてない世界史

目次

第1章 スパイス戦争―資源争奪の大航海時代
第2章 近代化の扉を開けた石炭
第3章 資源獲得競争を加速させた石油、天然ガス
第4章 気候変動時代の資源エネルギー
第5章 エネルギー転換が生み出すエネルギーの新潮流
第6章 廃棄物が資源の主役となる未来
終章 日本が資源エネルギー争奪で生き残るために

著者等紹介

平沼光[ヒラヌマヒカル]
東京財団政策研究所研究員。早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了、博士(社会科学)。日産自動車株式会社勤務を経て、2000年より現職。内閣府日本学術会議東日本大震災復興支援委員会エネルギー供給問題検討分科会委員、福島県再生可能エネルギー導入推進連絡会系統連系専門部会委員を歴任するほか、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)低炭素社会戦略センター客員研究員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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21
スパイスから始まり、石炭石油、そして廃棄物から資源を再生し利用するサーキュラーエコノミーへと続く資源についての本。すべての企業ステイクホルダー等が協力しサーキュラーエコノミーに取り組むことで日本を資源国へと著者はいうけど、そしてそれはその通りなんだろうけど、そうならないんだろうなあという徒労感ばかりが漂う我が国の現状である。2024/01/20

ta_chanko

18
スパイス・石炭・石油・天然ガス…。グローバリゼーションが始まった大航海時代から、世界の希少資源をめぐって覇権争いが起こり、それが世界情勢に大きな影響を及ぼしてきた。世界をリードしてきたのは、ポルトガル・スペイン・オランダ・イギリス・アメリカ。今後は海洋資源を利用したブルーエコノミー、廃棄物を利用したサーキュラーエコノミー、データ資源の活用などで主導権を握った国が世界をリードする。データ資源では中国有利か。日本はエネルギー政策で遅れをとっているが、都市鉱山を上手く利用して政策転換をはかればチャンスはある。2021/07/03

てつJapan

13
【良かった】資源としてのスパイスの争奪戦の歴史が意外と面白かったです。現代のエネルギー争奪問題は既知の情報が多かったように思います。2021/10/15

jackbdc

9
構成が印象的。勝手な勘繰りだろうが、読者心理を突いたSDGs的お役立ち感が満載な編集方針に攻めの姿勢が滲み出ており印象的であった。文体は平易で読みやすく図表やイラストも豊富。あの全史シリーズ等の評判良い類書を手本にしているのだろう。驚いたのは、過去の歴史は前半分だけで後半はほぼ現代史と割り切る潔さ。再エネ、リサイクル、テクノロジーや金融など昨今の環境界隈の現代性を感じるネタを惜しみなく展開するスタイルはマーケティング重視の編集方針を反映したものなのかもしれないと思った。視点が多様なのも印象深かった。2022/04/20

まーRY

7
スパイス、石炭、そして石油・ガスから再生可能エネルギー、そしてサーキュラーエコノミー。資源の歴史が分かりやすく面白くまとめてあった。現代のクリーンエネルギーの肝はIoEで、そこにも深くIT企業が絡んでいることを再認識したし、V2Gを見越してEVが一定普及するのも必然だと感じた。 今は変動費のかからないクリーンエネルギーがビジネスチャンスになっているから各国、各企業が取り組んでいる。ビジネス色が強くなりすぎて地球の持続可能性の本質が見落とされ、環境負荷の目線で見ると実際は悪化してる社会にならないかが不安。2021/11/20

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