スーパーインテリジェンス―超絶AIと人類の命運

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スーパーインテリジェンス―超絶AIと人類の命運

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  • サイズ B6判/ページ数 717p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532357078
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0033

出版社内容情報

人間を遙かに凌ぐ知能を持つAIが出現したとき、一体何が起きるのか。世界的な話題作、ついに日本語版登場!

内容説明

人間と同等以上の知能を持つAI。それはどのようにして出現するのか?その時、いったい何が起こるのか?人類はAIを制御できるのか?滅亡を避けられるのか?緊急の課題、「AIコントロール問題」に挑んだ世界的な話題作!

目次

人工知能の発展、現在の能力
スーパーインテリジェンスへの道程
スーパーインテリジェンスの形態
知能爆発の速さ
戦略的優位性
卓越した認知能力を持つスーパーパワー
スーパーインテリジェンスの意思
人類滅亡:脅威は命運か
コントロール問題:超絶知能を制御できるのか
AIシステムの四つのタイプ:「オラクル」「ジーニー」「ソブリン」「ツール」
多極シナリオ:複数のスーパーインテリジェンスの世界
価値観の獲得
選定基準の選択
戦略的展望
試練の時

著者等紹介

ボストロム,ニック[ボストロム,ニック] [Bostrom,Nick]
オックスフォード大学マーティン・スクール哲学科教授。オックスフォード大学の「人類の未来研究所」所長、および「戦略的人工知能研究センター」所長。分析哲学のほかに、物理学、計算論的神経科学、数理論理学の研究も行う。哲学、数学、芸術などの、人間・自然科学分野での優れた研究者に授与されるユージン・R・ギャノン賞を受賞。米国の『フォーリン・ポリシー』誌の「世界の頭脳100人(Top 100 Global Thinkers)」に2度選出されているほか、英国の『プロスペクト』誌が選ぶ「世界思想家(World Thinkers)」に選定され、全分野でのトップ15および分析哲学では最高のランクに最年少で選出されている

倉骨彰[クラホネアキラ]
早稲田大学卒業。テキサス大学オースチン校大学院言語学研究科博士課程修了。数理言語学博士。同校で自然言語処理などを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

里愛乍

57
『PSYCHO-PASS』関連の記事に取り上げられ、興味を持ったので借りてみた。想定外の分厚さにたじろぐも、聞き覚えのあるワードの数々、容易ではなくとも専門用語の羅列だけではないのが救いである。(〈お馬鹿三太郎〉には吹き出してしまった)AIが反逆することは彼ら自身にないとしても、それを扱うのが人間である限りそういう方向にいってしまうことはあり得るかもしれない。内容的にも物理的にも、簡単に何度も読み返せそうにはないが、熟読し共に考察を重ねる時間はかなり理想的な余生だなと少し楽しみになった。2023/04/04

翔亀

45
【人新世8】これは驚愕した。人類の運命に警鐘を鳴らす最先端最高の知の結晶なのか、究極のハードSFなのか、700頁に及ぶ大著は発狂すれすれだ。興奮と絶望の波状攻撃。■人類破滅の危機をもたらすものとして人工知能(AI)の暴走はよく言われる。私も不気味なものを感じはするが現実にはありえないし所詮SFの世界だろうと高をくくっていた。著者はまず近年の幾何学級のAI技術の発展により、人類の知能をAIが超えるのは時間の問題。21世紀半ばに到来してもおかしくないという(AI、全脳エミュレーション、巨大知など技術的裏付け↓2020/12/18

34

17
本書には、「人間と同等のレベルの知能」を有する汎用人工知能が近い将来実現するだろうとの予測を正当化する説得的な論証は含まれていない(「関連する専門家」の集団的な見解だけでは予測を支持する証拠として弱すぎる)。そのため、汎用人工知能が実現したときのリスクについての警告をにわかには真に受けることができない。真正のリスクは、人工知能が高度に自律的になったときに起こるはずのものである。著者は、人工知能が知性の度合を増していけばいずれかの段階で一般的な自律性を獲得するものと安易に想定しているかに見える。2018/04/06

Pustota

9
いずれ、全ての知的活動において人類を超えるAI、スーパーインテリジェンスが現れる。そこに至る道と、それを迎えるにあたり人類は何を考えておかなければいけないかについての本。そもそも「知性」というものを考えるとき、人間はどうしても人間の知性を基準にしてしまうというところに罠があるようで、スーパーインテリジェンスは極めて短期間に現れるかもしれず、また予測不能な振る舞いをしうる。漠然と、それこそ「ロボット工学三原則」のような素朴な設定をしてやればいいと思っていたが、それがそもそもいかに難しいのかを思い知らされた。2021/01/13

Ryo

6
自律的に思考し計画を立て実行出来る、人間を遥かに超えたスーパーインテリジェンス。人が世界を支配したが如く、超知能は世界を超え、宇宙を支配し得るかも知れない。人はそれを生み出す前に、超知能をコントロールする術を持たねばならない。飽くまでプログラムであるAIには、その最終目的を組み込む必要がある。プログラムには厳密性が求められるが、人間の思考や感覚はまだプログラム出来る程高精細では無い。人類が求める行動を取る様にする為には、我々が何たるかという事をもっと知る必要がある。しかし、開発競争にそんな余裕はなく‥2018/05/15

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