秘伝のタレは腐ってる?―“ココロ”と“時間”に惑わされないお金の新常識!

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532353742
  • NDC分類 331.04
  • Cコード C0033

出版社内容情報

○連続9打席ノーヒットのイチロー。次の打席は?
○おいしいものは最初に食べるか、後で食べるか?
○ときに高い買い物をしてしまうのはなぜか?
身近の話題からはじめる”新感覚のマネー思考”

Q)100年後、どちらが多く貯まっていると思う?
<1>手元には1万円がある。この1万円を年率5%の複利で100年間運用する。
<2>毎年1万円ずつ、貯金箱(金利0%)に100年間貯め続ける。
→答えは本書の218ページに。

内容説明

損失を回避したつもりが、リスキーな判断に。10年以上投資しているのに、いっこうに儲けが出ない。タイムセールスで高いものをつかまされてしまった…。身近な話題からはじめる新感覚のマネー思考。お金に潜むワナを解き明かす。

目次

1 秘伝のタレは腐ってる?―バイアスを持つ心
2 不振のイチローにヒットは期待できるか?―平均回帰と時間分散
3 薄っぺらのトンカツと分厚いトンカツ―期待効用理論とプロスペクト理論
4 ときに高い買い物をしてしまうのはなぜか?―アンカリングの落とし穴
5 教育ママはなぜいつも熱心なのか?―時間価値にみる非合理
6 おいしいものは最初に食べるか、後で食べるか?―価値割引による貯蓄の価値低下
7 増殖する宇宙人―ワーキング・メモリーと情報負荷の経済学
8 30年後の「ちくわ」の値段は?―6つの係数テーブルによる合理的思考

著者等紹介

山本御稔[ヤマモトミトシ]
有限責任監査法人トーマツパートナー。1961年生まれ。同志社大学経済学部卒。シカゴ大学MBA。現在、九州大学大学院博士課程在籍。信託銀行、外資系年金コンサルティング会社を経て現職。行動経済学や投資理論についての講演も多数行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シラヌイ

4
行動経済学とか認知心理学っぽいトピックを、とっつきやすいテーマで解説した良書。この手の本は何冊か読んだけど一番わかりやすかった。と思ったら著者は公認会計士・しかもパートナーさんなんですね、なるほど。語り口が宮田珠己みたいなすっとぼけ系なので、お堅さはなくてそこが引っかかる人もいるかもしれないけど、文章自体は割りとお上手なので楽しめる(同じすっとぼけ系でも「なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?」は文章がヒドすぎたなぁ)2010/03/08

復活!! あくびちゃん!

2
“お金に対する行動心理”、特に、合理的行動の阻害要因について書いてある。お金について「分析」や「行動」を書いたものは多いが、この様な視点での著書は珍しい。ただ、著者は取っ付き易く書こうとしているのだが、それが逆にややクドくなっているところが残念。内容としては、面白いので一読する価値はあると思う。2009/09/25

僕です

1
まわりくどい。タイトルと内容があっていない。内容は行動経済学の話で人間の無意識を教えてくれる。2013/02/14

Sunekosuring

1
わかっちゃいるけど逃れられない心のワナというものにあらためて直面。読んでも合理的になれるわけではない、というところが苦しい。サンクコストってわかってても心はなかなか納得してくれないんだよなあ。もちろん、知ってる方がいいのだけど。2010/02/24

光花

1
チリも積もればますます積もる!チリも積もれば巨大山脈になる!2010/01/21

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