内容説明
もっと日本の街はよくなる!小さな路地、小さな区割り、小さな事業単位を生かす、日本発の都市再生ビジョンを提示。
目次
序章 都市の現実と混乱する都市再生論
第1章 白地に絵を描く時代は終わった―都市計画論理を超えて
第2章 小さな単位から始める都市再生
第3章 日本の街づくりは住民が担ってきた
第4章 人間中心のコンパクトな都市をつくろう
第5章 日本型魅惑都市への実践アイデア
第6章 街づくりビジネスの未来
著者等紹介
青木仁[アオキヒトシ]
1952年東京・墨田区に生まれる。東京大学大学院修士課程修了(中世ロマネスク建築史専攻)、建設省入省。住宅局地域住宅計画官を経て、現在、都市基盤整備公団再開発部次長兼居住環境整備部次長
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感想・レビュー
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がっち
2
実におもしとかった。都市工学の話になるかもしれないが、街づくりとはいま必要なものである。煩雑下こんな東京という都市はどう思われているのだろうか、また他の都市はどのように思われるだろうか。おそらく魅力がないといえるだろう。オフィス街の千代田区などまさにそうである。魅力がない。住みたいと思えない都市構造となっている。これはこれからのマクロ的な問題に対応することはできないのである。A2011/08/16
しんさん
0
公共資金の投入を前提に壮大なマスタープランを立てるという発想を棄て、個別潜在的な民間建築投資を通じ、実現可能で成算のあるビジネスモデルを内包した街づくりのシナリオを提案すべき。2012/06/27