内容説明
トヨタ、松下、セブン‐イレブン…。ニュースでよく見る企業はどこでどう儲け、何を武器に競争に勝とうとしているのか。価格理論、ゲーム理論、情報の経済学、国際経済学など経済理論を駆使して企業の動きを見抜く!経済学でビジネスを読み解く、画期的テキスト誕生。
目次
序章 ビジネス・エコノミクスとは
第2章 価格戦略と儲けのしくみ
第3章 価格からビジネスの構造が見える
第4章 市場メカニズムを活用する
第5章 エイジェンシーの理論―モラルハザードと逆選択
第6章 ビジネスは「ゲーム」だ
第7章 経済学で競争戦略を解剖する
第8章 デジタル革命は何を変えたか
第9章 ビジネスは世界に広がる
終章 ビジネス環境は変わり続ける
著者等紹介
伊藤元重[イトウモトシゲ]
東京大学大学院経済学研究科教授。1951年生まれ。東京大学経済学部卒業。ロチェスター大学Ph.D.。専門は国際経済学。ビジネスの現場を取材し、生きた経済と理論的な観点を踏まえて、鋭く解き明かすことで定評がある。テレビ東京「ワールド・ビジネスサテライト」のコメンテーターとしても活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Phai
5
WBSのコメンテーターとしてよく見かける伊藤元重先生の経済学書籍。2004年刊行なので少し古い(Panasonicがまだ松下電器だった時代)が、経済学が現場の企業経営にどのように活かされているのかを、豊富な日本企業の事例を交えて説明するので、わかりやすくて示唆に富む。2019/03/09
まさなる
2
とあるビデオ講義の参考にしようとおもって読み始めたのだが、数式とかが出てこないので非常に読みやすい。具体例も日本の身近な会社が例に出ていてイメージしやすかった。ただ、もうすこし理解を進めたいと思っても取っ掛かりがなく、参考文献が充実していればなお良いと思う。2016/12/26
がっち
2
なかなかいい本である。経済学というものを理論や数式だけで示しているのではなく、実例、特に日本の経済の日常に即して経済を述べていくというもの。なかなかこのような実例本で入門書はないので、入門者はいいのではなかろうか。2013/04/26
infinity and beyond
2
事例が多くて読みやすかった。こんな内容だと知ってたら、授業を取っていたのに。2012/03/25
(`◇´)
2
経営学を学ぶ人は経済的な視点を養える。2回以上読んだ。2011/12/01