国際弁護士―アメリカへの逆上陸の軌跡

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国際弁護士―アメリカへの逆上陸の軌跡

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  • サイズ B6判/ページ数 388p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532316402
  • NDC分類 327.14
  • Cコード C3034

内容説明

日本人が知らない国際法務の最前線。アメリカに単身乗り込み、法廷戦術から契約交渉まで、日本企業のグローバルM&A、特許訴訟などを指揮してきた著者が明らかにする交渉の現場と舞台裏。

目次

アメリカへの逆上陸
裁判関係の経験
アメリカの特異な制度と実態
アメリカの制度や実務の日本への紹介
世界中の弁護士とのネットワークの構築
間違いだらけのアメリカの弁護士の選び方・使い方
取扱った案件と仕事のやり方
M&Aの案件
超スピードによるアメリカの医療機器メーカーの買収
史上最大の証券クラスアクションに関与
人生最大の案件―ルセントの光ファイバー部門買収
第二次世界大戦中の日本企業による強制労働の賃金請求訴訟
私の若手弁護士の育成法
日本の若い弁護士へのメッセージ
ニューヨークオフィスのその後
プロボノその他の活動とエピソード

著者等紹介

桝田淳二[マスダジュンジ]
1966年東京大学法学部卒業。1968年弁護士登録(第二東京弁護士会)。1971年コロンビア・ロースクール卒業(LL.M.)。1977年桝田江尻法律事務所(あさひ・狛法律事務所の前身)創立。1991年ニューヨーク州リーガル・コンサルタント登録。1992年桝田江尻法律事務所ニューヨークオフィス(Masuda&Ejiri(New York))開設。1995年ニューヨーク州弁護士登録。2007年桝田国際法律事務所(Masuda International(New York))として独立し、長島・大野・常松法律事務所と提携(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruka Fukuhara

9
ちょっと前に読んでいた本。まだアメリカに進出する弁護士がほとんどいなかった時代に(今も本当に通用している海外弁護士は少ないとも聞く)アメリカに事務所を構え、奮闘してきた弁護士の方の自伝的な本でとても面白かった。2017/10/16

ただの人間

1
国際業務、特にNY進出のパイオニアである弁護士の手になる、NY進出から長島大野との統合まで、印象的な案件を中心に振り返る一冊。一言でいうとただただバイタリティがすごいなという印象。具体的なエピソードを中心に綴られているので、アメリカの司法制度の特徴の勉強にもなる。アメリカとは関係ないが、これだけのビッグネームでもタイムリネストレスポンシブネスを重視しているというのは印象深かった。2020/07/20

koji

1
米国で弁護士事務所を開業し、後にグリーンカードを取得した枡田弁護士の半生記自叙伝。法律家らしく一つ一つの出来事を専門用語で正確に記述しているので門外漢には読みづらいのが欠点ですが、我慢して読み続けると、読後読み手の心に著者の思いがズドンと入り込み深い感銘に浸ります。米国と日本の司法制度の違いが興味深いです。特に「日本の若手弁護士へのメッセージ」は法曹界に止まらず教育者にとって必読です。2010/12/30

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