フラット化する世界〈下〉―経済の大転換と人間の未来 (普及版)

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フラット化する世界〈下〉―経済の大転換と人間の未来 (普及版)

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532316358
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0036

内容説明

「世界のフラット化」によって仕事を奪われないために、先進国の人々は何をすべきなのか?子供たちの世代がインドや中国との競争に勝ち抜くには、どんな教育や社会システムを作る必要があるのか?誰もが簡単に知り合い、SNSやブログ、YouTubeで瞬時に有名人になる世の中で、私たちはどう生きていけばいいのか?本書後半では、フラット化という重大な試練を乗り越えるための具体的な方法を論じる。そして、フラット化がもつ真の可能性が明らかになる―知識やアイデアが瞬時にして共有化され、あらゆる場所でイノベーションが起こり、サプライチェーンが国家間の戦争を封じ込め、企業だけでなく個人がグローバルに競争するようになれば、世界経済は繁栄の新しい段階を迎えることになるだろう。

目次

第4部 企業とフラット化する世界(企業はどう対処しているか)
第5部 あなたとフラット化する世界(ローカルのグローバル化―新しい文化大革命が始まる;実現しないのは、やろうとしないからだ;人間がみんな犬の聴覚をそなえたら、どんなことになるだろう?)
第6部 地政学とフラット化する世界(フラットでない世界―銃と携帯電話の持込みは禁止です;デルの紛争回避理論―オールド・タイムvsカンバン方式)
結論 イマジネーション(二つの選択肢と人間の未来―11・9vs9・11)

著者等紹介

フリードマン,トーマス[フリードマン,トーマス][Friedman,Thomas L.]
ニューヨーク・タイムズ紙コラムニスト。1953年ミネソタ州ミネアポリス生まれ。ブランダイス大学卒業後、オックスフォード大学で現代中東研究により修士号を取得。UPI通信に入社し、1年間ロンドン支局で勤務した後、ベイルートに派遣される。1979年から81年まで特派員生活を送った後、ニューヨーク・タイムズ社に移り、1982年ベイルート支局長を命じられた。赴任直後にイスラエルによるレバノン侵攻が起こる。この戦争の報道によって1983年のピュリツァー賞を受賞。1984年から88年までエルサレムに派遣されたフリードマンは、イスラエルに関する幅広く公平な報道によって、88年に再び同賞を得る。これらの体験をもとに書き上げた『ベイルートからエルサレムへ』は翌89年の全米図書賞を受賞した。クリントン時代にホワイトハウス担当首席記者をつとめた後、1995年からは外交問題コラムニストとなる。2002年、テロが全世界におよぼす脅威についての執筆活動が認められ、3度目のピュリツァー賞を受賞

伏見威蕃[フシミイワン]
翻訳家。1951年生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクションからミステリー小説まで幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sab

3
フラット化する世界という現象と、その背後にある地政学的変化や技術革新の利点を並べてきたが、下巻はその弊害も説くことで馬鹿とハサミは使いようだとする。その文脈で出てくるのは危険思想の伝播とテロリズムなのは当然として、著者の見解が目に留まった。テロリズムは金銭的欠乏から生まれるのではない、自尊心の欠乏から生まれる。途上国には魚を与えるのではなく魚の釣り方を覚えてもらわなければならない、という言説と同根で、産業があり経済活動がある→失業率が下がり給与が生まれる→自尊心が芽生えテロする時間もなくなるという構造2023/11/21

yasu7777

2
★★★★☆2018/10/15

いま

2
この"下"がこの本の幅を広げ、価値を高めている。21世紀の必読書というのは言いすぎではないと思う。まだまだ間に合う。重要なのは「フラット化」という言葉じゃない。---テロリズムは金銭的欠乏から生まれるのではない、というのが私のかねてからの持論だ。テロリズムは自尊心の欠乏から生まれる。---世界はまさにフラット化しつつある。私が始めたのではない。きみたちにとめることはできない。 2012/07/05

dexter4620

1
少し古さは否めないが、新しい気づきを得れた。将来的には東欧で学校に寄付するような事業を行いたいと感じた。グリーン革命も読んでみたい。2021/05/30

Naota_t

1
★3.3 何とか上中下巻を読み終えた。下巻は、今までとは視点を変えて、フラット化のデメリットにも触れている。インドはオフショアでフラット化の恩英を受けているが、その人口は1%にも満たない。また、最大のデメリットはテロ組織もフラット化していることである。フラット化は正しいイマジネーションとモチベーションがなければならない。フラット化による9.11ではなく、11.9(ベルリンの壁崩壊)の世代であるべきだ。北朝鮮、乃至中国や韓国もフラット化は避けられず、内省的な変革の時が必ず近く来ると思う(もう来ている?)。2019/08/19

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