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フラット化する世界〈下〉―経済の大転換と人間の未来 (増補改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 485p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532313784
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

世界的ベストセラーがアップデート&大幅加筆で登場! 世界経済を呑みこむ「フラット化」という巨大な潮流に、個人はどうやって対応すべきかを示す新章が追加され、さらに結論部分も最新事例をとりいれて全面改稿。

内容説明

「世界のフラット化」によって仕事を奪われないために、先進国の人々は何をすべきなのか?子供たちの世代がインドや中国との競争に勝ち抜くには、どんな教育や社会システムを作る必要があるのか?企業はどう対処すべきなのか?誰もが簡単に知り合い、SNSやブログ、YouTubeで瞬時に有名人になる世の中で、私たちはどう生きていけばいいのか?本書後半では、フラット化という重大な試練を乗り越えるための具体的な方法を論じる。そして、フラット化がもつ真の可能性が明らかになる―知識やアイデアが瞬時にして共有化され、あらゆる場所でイノベーションが起こり、サプライチェーンが国家間の戦争を封じ込め、企業だけでなく個人がグローバルに競争するようになれば、世界経済は繁栄の新しい段階を迎えることになるだろう。

目次

第2部 アメリカとフラット化する世界(承前)
第3部 発展途上国とフラット化する世界
第4部 企業とフラット化する世界
第5部 あなたとフラット化する世界
第6部 地政学とフラット化する世界
結論 イマジネーション

著者等紹介

フリードマン,トーマス[フリードマン,トーマス][Friedman,Thomas L.]
ニューヨーク・タイムズ紙コラムニスト。1953年ミネソタ州ミネアポリス生まれ。ブランダイス大学卒業後、オックスフォード大学で現代中東研究により修士号を取得。UPI通信に入社し、一年間ロンドン支局で勤務した後、ベイルートに派遣される。1979年から81年まで特派員生活を送った後、ニューヨーク・タイムズ社に移り、1982年ベイルート支局長を命じられた。赴任直後にイスラエルによるレバノン侵攻が起こる。この戦争の報道によって1983年のピュリツァー賞を受賞。1984年から88年までエルサレムに派遣されたフリードマンは、イスラエルに関する幅広く公平な報道によって、88年に再び同賞を得る。これらの体験をもとに書き上げた『ベイルートからエルサレムへ』は翌89年の全米図書賞を受賞した。クリントン時代にホワイトハウス担当首席記者をつとめた後、1995年からは外交問題コラムニストとなる。2002年、テロが全世界におよぼす脅威についての執筆活動が認められ、3度目のピュリツァー賞を受賞

伏見威蕃[フシミイワン]
翻訳家。1951年生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクションからミステリー小説まで幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

140
世界はフラット化している。下巻は全般にフラット化を阻むもの、フラット化の負の側面。テロリストや途上国の現状など。会社登記や資産の登録に何年もかかる途上国はビジネスが起こしにくくフラット化の恩恵を得られにくい。グローバルサプライチェーンが世界を変えた。高度なインフラネットワークが構築された。戦争を起こすことはこのような富に背くことだ。だから戦争はもう起こりにくくなるだろう。これがマクドナルド戦争回避理論。2023/12/26

ふろんた

23
フラット化を推し進めるとライバルとなる企業、人があらゆる方向に広がり、競争は激化する。日本は言語の問題からアメリカに押し寄せた波からは後れをとっている。良くも悪くも。2016/05/25

akira

17
図書館本。 この本は2006年頃の著作。ブログ全盛の時代でまだtwitterはない。思えば身近なテクノロジーはプライバシーは侵される形で発展している。電話に留守番電話がつくことで個人はさらに他者との繋がりを濃くした。 ちょうど15年ほど経過し、著者の不安は全市民レベルにまで浸透して問題化した。人間的な欲求に基づいている以上、その制限はむずかしい。まずは個々人がネットとの距離感を意識していくしかないかなと。 「接続がよすぎるのは、心の平穏によろしくないだけではなく、社会全体の健全性にも悪い影響がある」2019/07/28

Shin

13
下巻はグローバル化の副作用についても広くカバーし、グローバル化のジレンマに対してどのように対処していくかを論じる。現在の世界の状況を鑑みると、雇用が新興国へシフトすることによって、先進国の中間層が経済的パワーを失い、そこから政治的不安が生まれてくるという見立ては先見の明があると言える。逆に言うと、中間層を復活させるか、それに代わるような「社会的満足」を与えられない限り、これからグローバル経済がまた成長軌道に乗ったとしても、欧米諸国のポピュリズムや排外主義の流れは止められないだろう、と多少悲観的にもなる。2020/11/07

デビっちん

10
下巻ではフラット化した世界で生き延びて成長していいくためには、企業、個人が何を指針とすべきかについての説明がなされていた。世界がフラット化すると、あらゆる人が競争相手となるため、やるか、やられるかのどちらかしかない。しかし、最も重要な競争相手は、自分自身であると著者は念を押して述べていた。フラットな世界で繁栄するためには、正しいイマジネーションを持ち、行動し、反映しなければならない。同じプラットホーム上で周囲は進化している、現状維持は停滞と同じ。イマジネーションを高める訓練をする前に、やるべきことは?2016/01/31

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