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フラット化する世界〈上〉―経済の大転換と人間の未来 (増補改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 441p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532313777
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

世界的ベストセラーがアップデート&大幅加筆で登場! 世界経済を呑みこむ「フラット化」という巨大な潮流に、個人はどうやって対応すべきかを示す新章が追加され、さらに結論部分も最新事例をとりいれて全面改稿。

内容説明

ピュリツァー賞を3度受賞したジャーナリストが、インド、中国、日本、欧米諸国の経営者や政治家らへの綿密な取材をもとに、今まさに全世界で起きている巨大な変化を鮮やかに活写した「21世紀を生きる人の必読書」が早くも増補改訂版で登場。世界の仕組みは大きく変わった。新しい通信テクノロジーの出現によって、地球上のあらゆる場所にいる人間との共同作業が可能になり、インドや中国へのアウトソーシングが始まった。ブログやGoogleはインターネットに接続する個人にグローバルな競争力を与え、ウォルマートやUPSは人々の想像力を超えた新ビジネスを展開している。いまや、個人の働き方、企業のビジネスモデル、さらには国家のシステムが猛烈な勢いで変わろうとしているのだ。この劇的な大変化こそ、「世界のフラット化」である。全米300万部の大ベストセラーを記録した第1回「ビジネス・ブック・オブ・ジ・イヤー賞」受賞作に、個人がフラット化する世界でどう生き抜くべきかを説いた「あなたとフラット化する世界」と題したセクションを追加、結論もアップデート。

目次

第1部 世界はいかにフラット化したか(われわれが眠っているあいだに;世界をフラット化した一〇の力;三重の集束;大規模な整理)
第2部 アメリカとフラット化する世界(アメリカと自由貿易―リカードはいまも正しいか?;無敵の民―新しいミドルクラスの仕事)

著者等紹介

フリードマン,トーマス[フリードマン,トーマス][Friedman,Thomas L.]
ニューヨーク・タイムズ紙コラムニスト。1953年ミネソタ州ミネアポリス生まれ。ブランダイス大学卒業後、オックスフォード大学で現代中東研究により修士号を取得。UPI通信に入社し、一年間ロンドン支局で勤務した後、ベイルートに派遣される。1979年から81年まで特派員生活を送った後、ニューヨーク・タイムズ社に移り、1982年ベイルート支局長を命じられた。赴任直後にイスラエルによるレバノン侵攻が起こる。この戦争の報道によって1983年のピュリツァー賞を受賞。1984年から88年までエルサレムに派遣されたフリードマンは、イスラエルに関する幅広く公平な報道によって、88年に再び同賞を得る。これらの体験をもとに書き上げた『ベイルートからエルサレムへ』は翌89年の全米図書賞を受賞した。クリントン時代にホワイトハウス担当首席記者をつとめた後、1995年からは外交問題コラムニストとなる。2002年、テロが全世界におよぼす脅威についての報筆活動が認められ、3度目のピュリツァー賞を受賞

伏見威蕃[フシミイワン]
翻訳家。1951年生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクションからミステリー小説まで幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふろんた

31
自分の業務もここ数年で社内の他部署の人との会話は通じなくなり、一度も会ったことのない外国人のサポートデスクのほうが日本語が通じないにもかかわらず、コミュニケーションがとりやすくなった。組織がフラット化していると実感するが、本書の初出からは既に10年経過している。いったい何年遅れをとっているんだ、自分は。2016/05/24

akira

17
図書館本。 なかなか面白い。2000年代世界がインターネットで繋がり、アウトソーシングを始めとした手法で仕事のシフトが起きた話。コールセンターなどの場所を選ばない仕事は、アメリカではなくインドでできるという例など。それはちょうど今話題になっている「AIによって仕事を奪われる」という議論が近い。 インドで働くとあるサポートオペレーターのエピソード。女性オペレーターが、前代未聞のコンピュータ故障からアメリカ人女性を救おうとしている。 「コンピュータがどうしたんですか?モニターが燃えている?」2019/07/27

Shin

13
いまいちど、グローバル化がもたらした良い点、悪い点を振り返ってみたくて本書を手に取った。上巻は「フラット化の要因」を10個挙げて詳細に論じるが、やっぱりインターネットの普及に優るものは無いなと改めて痛感する。グローバル化はほぼ一世代の間に一気に拡大したが、それによって新たに仕事を得た(主に新興国の)人々、逆に仕事を失ってしまった人々により、世界規模の富の再配分が起こり、その結果として今まさに米国大統領選などの政治的混乱を生み出している。2020/11/07

手押し戦車

12
産業革命で鉄道が発展し人類が移動などの「距離」を精神的、実質的に克服した。これによって流通、移動のコミュニケーションが発展した。国境と時間が付きまとう距離克服。時代が流れITによって人類は国境、時間、実質的距離を無くした。インターネットで世界中から注文や仕入れが出来る。もはや消費者、供給者も距離がなければ、各部門を他国にアウトソーシングしてコールセンターはインドで販売は日本、営業はマレーシア表向きはタイの企業になってるかも、そのくらい時間、国境が距離として消えた。世界は平になったwww.2014/04/03

晴れ女のMoeco

9
フラット化した世界の現状、その要因、そのなかで個人がどう生き抜くべきか。その要因として、インターネットの普及はなんとなく想像ついたけど、「ベルリンの壁崩壊」というのが印象的だったな。一番考えさせられたのは、その対応策。非代替的な存在になればよい。今まで「グローバル化」で生き抜ける人というのは語学・経済・法律全てに長けているような人材かと思っていたけれど、+αの工夫で十分非代替的な存在になれるらしい。さて、自分はどんな付加価値を提供できるだろう。2011/01/15

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