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問題解決のセオリー―論理的思考・分析からシナリオプランニングまで

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  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784532312893
  • NDC分類 336.1
  • Cコード C0034

内容説明

問題解決過程における問題発見や課題設定の重要性はよく指摘される。しかし、具体的なテクニックは明確にされていない。ロジックツリー、ピラミッド構造、MECEなど分析ツールや思考方法を学べば自然に問題解決能力がつくように思われがちだ。本書では、問題を「原状回復型」「潜在型」「理想追求型」と3つに類型化して捉えた上で具体的な課題への落とし込み方を解説するなど、問題発見と課題設定に力点を置いた。また、シナリオ構築のステップを分かりやすく解説するだけでなく、それ自体として通常独立した内容として取り上げられるシナリオ分析を、問題解決過程における解決代替案の評価として位置づけている。類書にないユニークな構成を持った問題解決の入門書である。

目次

第1部 問題発見から解決策立案へ(問題をいかに捉えるか;原状回復型問題をどう解決するか;潜在型問題をどう解決するか;理想追求型問題をどう解決するか;問題にどう接近するか;代替案の策定と評価の仕方)
第2部 意思決定の質を上げるシナリオ分析(シナリオ分析で不確実性を取り込む;シナリオ作成の手順;シナリオと代替案を合体する;解決策の選択手順)
第3部 問題解決に役立つ分析フレームワーク(論理的な思考をするために;分析の本質に迫る;構造的理解に有益なMECE的フレームワーク;流れのあるMECE的なフレームワーク;MECE的独立変数を軸とした「マトリックス」)
おわりに―プロブレムソルバーは平常心を保つ

著者等紹介

高杉尚孝[タカスギヒサタカ]
1956年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒、ペンシルバニア大学ウォートンスクール修了(MBA)。モービル石油、マッキンゼー、JPモルガンなどのニューヨークおよび東京事務所に勤務。米系情報コンサルティング会社危機管理コンサルティング担当マネジング・ディレクターを経て、1997年に高杉尚孝事務所を設立。現在、論理的思考、戦略シナリオ分析、交渉技術、プレゼンテーション技術、ファイナンス理論、精神タフネスなど幅広い分野における企業研修、執筆活動に従事している。国際的ビジネスパーソンとして活動しながら、理性感情行動心理学、深層心理学、東洋哲学などの研究も永年続けている。米国アルバート・エリス研究所会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

watershed

1
シナリオプランニングの説明が過不足なく実践的に解説されていて役立つ。複雑にしないこと、多数の関係者を巻き込んで、思い込みを減らすことが大事。シェルが石油危機に備えたシナリオプランニングの実例も良い。 MECIを土台に各種分析手法を横断する説明も腑に落ちた。 最後の平常心を保つための技術も役立つ。ありえないと現状を否定するでもなく、諦めるのでもなく、現実を受け入れた上で望ましい未来を探る。感情や人間心理を無理に抑え込まず、丁寧にプロセスを経ることが平常心を保って成果を出すコツ。 2022/01/15

qwel21

1
問題とはそもそも何か?から入り、その解決の焦点をぶらさずに紹介する一冊。中身が濃いです。2009/06/10

yooou

0
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