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フラット化する世界〈上〉―経済の大転換と人間の未来

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  • サイズ A5判/ページ数 393p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532312794
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

コロンブスは間違っていた。今の地球は「フラット」だ。
経済と社会に起きている壮大な変化を解き明かし、新しい繁栄のモデルを示す!

この本に書かれているのは5年後の「現実」だ!
21世紀で最も重要な出来事は、ITとグローバリゼーションの結合がもたらした世界の「フラット化」だ! インドや中国へのアウトソーシングは、かつてない規模で日本人やアメリカ人の仕事を奪っていく。その一方で、Googleやブログの発展は、まったく新しい産業を生み出している。この急速な変化を、国家、企業、個人はどうやって乗り切ればいいのか・・・。ビジネスはおろか、人類と社会のあらゆる局面を変貌させる大変化を壮大なスケールで描く超話題作が、アップデート&増補版からの翻訳で登場。

【目次】
序文
第1部 世界はいかにフラット化したか
 第1章 われわれが眠っているあいだに
 第2章 世界をフラット化した10の力
  フラット化の要因1 ベルリンの壁の崩壊と、創造性の新時代
  フラット化の要因2 インターネットの普及と、接続の新時代
  フラット化の要因3 共同作業を可能にした新しいソフトウェア
  フラット化の要因4 アップローディング:コミュニティの力を利用する
  フラット化の要因5 アウトソーシング:Y2Kとインドの目覚め
  フラット化の要因6 オフショアリング:中国のWTO加盟
  フラット化の要因7 サプライチェーン:ウォルマートはなぜ強いのか
  フラット化の要因8 インソーシング:UPSの新しいビジネス
  フラット化の要因9 インフォーミング:知りたいことはグーグルに聞け
  フラット化の要因10 ステロイド:新テクノロジーがさらに加速する
 第3章 三重の集束
 第4章 大規模な整理
第2部 アメリカとフラット化する世界
 第5章 アメリカと自由貿易――リカードはいまも正しいか?
索引

【著者紹介】
トーマス・フリードマン(Thomas L. Friedman)
ニューヨーク・タイムズ紙コラムニスト。1953年ミネソタ州ミネアポリス生まれ。ブランダイス大学卒業後、オックスフォード大学で現代中東研究により修士号を取得。UPI通信に入社し、1年間ロンドン支局で勤務した後、ベイルートに派遣される。1979年から1981年まで特派員生活を送った後、ニューヨーク・タイムズ社に移り、1982年ベイルート支局長を命じられた。赴任直後にイスラエルによるレバノン侵攻が起こる。この戦争の報道によって1983年のピュリツァー賞を受賞。1984年から1988年までエルサレムに派遣されたフリードマンは、イスラエルに関する幅広く公平な報道によって、1988年に再び同賞を得る。これらの体験をもとに書き上げた『ベイルートからエルサレムへ』は翌1989年の全米図書賞を受賞した。クリントン時代にホワイトハウス担当首席記者をつとめた後、1995年からは外交問題コラムニストとなる。2002年、テロが全世界におよぼす脅威についての執筆活動が認められ、3度目のピュリツァー賞を受賞。著書に世界的なベストセラーとなった『レクサスとオリーブの木』などがある。

【訳者紹介】
伏見威蕃(ふしみ・いわん)
翻訳家。1951年生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクションからミステリー小説まで幅広い分野で活躍中。
<主な訳書>
『ブッシュの戦争』(ボブ・ウッドワード著)
『ディープ・スロート』(ボブ・ウッドワード著)
『アメリカの秘密戦争』(セイモア・ハーシュ)
『イエスの王朝』(ジェイムズ・D・テイバー)
ほか、いずれも映画化された『ブラックホーク・ダウン』、『プライベート・ライアン』など訳書多数。

内容説明

ピュリツァー賞を3度受賞したジャーナリストが、インド、中国、日本、欧米諸国の経営者や政治家らへの綿密な取材をもとに、今われわれの目前で起きている巨大な変化を鮮やかに活写する。全米で社会現象を引き起こした超ベストセラーが、アップデート&増補版からの翻訳で登場。

目次

第1部 世界はいかにフラット化したか(われわれが眠っているあいだに;世界をフラット化した一〇の力;三重の集束;大規模な整理)
第2部 アメリカとフラット化する世界(アメリカと自由貿易―リカードはいまも正しいか?)

著者等紹介

フリードマン,トーマス[フリードマン,トーマス][Friedman,Thomas L.]
ニューヨーク・タイムズ紙コラムニスト。1953年ミネソタ州ミネアポリス生まれ。ブランダイス大学卒業後、オックスフォード大学で現代中東研究により修士号を取得。UPI通信に入社し、一年間ロンドン支局で勤務した後、ベイルートに派遣される。1979年から81年まで特派員生活を送った後、ニューヨーク・タイムズ社に移り、1982年ベイルート支局長を命じられた。赴任直後にイスラエルによるレバノン侵攻が起こる。この戦争の報道によって1983年にピュリツァー賞を受賞。1984年から88年までエルサレムに派遣されたフリードマンは、イスラエルに関する幅広く公平な報道によって、88年に再び同賞を得る。これらの体験をもとに書き上げた『ベイルートからエルサレムへ』は翌89年の全米図書賞を受賞した。クリントン時代にホワイトハウス担当首席記者をつとめた後、1995年からは外交問題コラムニストとなる。2002年、テロが全世界におよぼす脅威についての執筆活動が認められ、3度目のピュリツァー賞を受賞

伏見威蕃[フシミイワン]
翻訳家。1951年生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクションからミステリー小説まで幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

153
IT産業革命と呼ばれた当時の話。2008年の本の様だ。IT技術によって可能になった、インド中国へのアウトソーシング、オフショアリング、それに伴う産業の構造変化、中間層の職場の空洞化、など当時の期待や心配事が描かれる。学者でないジャーナリストの視点で、現場を見て回った皮膚感覚を描写している。定量的な説明も欲しかったが欲張りすぎか。下巻も読んでみたい。2023/12/07

デビっちん

14
かつて壁に囲まれた世界では、平凡でもまずまずの賃金がもらえた。しかし、新しい通信テクノロジーの出現によって地理的制限はなくなり、地球上のあらゆる場所にいる人との共同作業が可能となり、世界はフラット化した。オートメーション化、デジタル化、アウトソーシングが進み、優秀で、生産性が高く、賃金が安い方へ仕事が傾いていく。そんな世界でしぶとく生き延び存在感を発揮していくには、かけがえのない存在で何かに特化し、地元に密着し、共同作業を合成できる人の3タイプである。フラットな世界では平凡では生き残れない。2016/01/19

dou

6
フラット化(=国と国との距離感が縮まっている)世界のことが、詳しく書かれている。フラット化する世界では、アウトソーシングやサプライチェーンを駆使してどんどん成長する企業が誕生した。また、アウトソーシングされることで大きく飛躍する企業も誕生した。しかし、そんな一見win-winに思える繋がりで損をする者はいないのか?経済学者リカードは貿易の原理「比較優位(其々の国が得意な商品を作って貿易した方が、全体としての利益が高まる)」を発見したが、サービスや労働を貿易できるようになった現代でもその原理は正しいのか?2020/04/17

のら

5
当時はかなり刺激的だったのだろうが、今となっては読んでもまったく抵抗を感じない。つまりそれだけ本書の内容が隅々まで実現化し、そして僕らに「馴染んだ」のだ。どんな突拍子のない世界だろうが、人間は馴染むだろうと確信するに至った一冊。2014/12/03

ken

4
リカードの比較優位説に基づいて、刻一刻と進むグローバリゼーションを楽観的な視点から分析。世界全体の市場のパイは増え各国が比較優位な産業に特化し、新しい産業分野が生まれる非ゼロサム的発展を遂げる。ボトムは資源の再配分により救われ、職能開発などにより新たな機会も生まれうる、と。下巻でのさらなる深い考察を期待し次巻に進みます。2010/01/23

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