内容説明
瀕死の三協精機を瞬く間に黒字化。人をやる気にさせる“辣腕経営者”の素顔と実践哲学。
目次
第1部 ドキュメント 三協精機製作所再建(胎動;三協精機の迷走 ほか)
第2部 永守イズムの源流(母親の教え;人生を決めた出来事 ほか)
第3部 永守流経営のエキス(採用の苦労;三つの不渡り ほか)
第4部 素顔の永守重信(人間・永守重信;ロングインタビュー―永守重信氏が語る日本電産の未来像)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
8
武蔵が二天一流ではどんな刀でも勝つ事ができる。二天一流の道とは、武器がなんであれ、大小に関わらず、勝利こそが神髄。生涯を通じて自分の技術のバランスを保ち、何かに精通しすぎてはならず、また精通しなさすぎない。1つの武器に慣れ親しみすぎると1つの考えに固執してしまい自分の心を敵に読み取られ、心の動揺や、過度な冷静さの原因になる。株価に取り憑かれた人々は、巨額の損失や減収から倒産し、収益を産み出す資源より、洒落たオフィスビル、家具とかに注意を払った。武器とは、装飾ではなく丈夫さが肝要なのである。企業五輪書経営 2014/08/09
Mik.Vicky
5
自信たっぷり、早口の京都弁で話す口調が印象的。永守氏が総理大臣になったら日本はどのような国になるのだろう・・・すごくいい国になりそうな気がする。2016/12/11
星空の挑戦者
4
日本の社長はオモロイ。パワフルで強烈。人生そのものがモーターのような人だ。2011/09/11
Tetsuya Hiyoshi
1
3Q: Quality Worker・Quality Company・Quality Product 6S: 整理・整頓・清潔・清掃・作法・躾 ※すぐやる・必ずやる・出来るまでやる 2017/06/10
M
1
株での大きな損失経験や、不渡りを乗り越えた経験など、成功だけをまとめた他の経営者本と比べると、失敗点が多く書かれており参考になる。永守さんは天才というより、圧倒的な努力の人という感。人の何倍も働き、人の何倍も決断の機会に遭い、人の何倍も失敗をしてきたからこそ、言葉に説得力があるのだろうと。2013/06/23