出版社内容情報
創業者に請われ、音楽家から転身した異能の経営者、大賀典雄。コロンビア買収など大胆な決断でハードとソフトの両輪経営を実現した立役者。戦後日本の象徴、ソニーの躍進とともに歩んだ半生を記す“私の履歴書”。
内容説明
井深、盛田という偉大な創業者に請われ、音楽家から転身。早くからブランドやデザインの重要性に注目。「ソニーらしさ」にこだわった製品に心血を注ぐ一方、ハリウッドの名門を買収するなど、ハードとソフトの両輪経営を実現した。戦後日本の象徴、ソニーの躍進とともに歩んできた半生を記す「私の履歴書」。
目次
序章 ソニーブランドとともに
第１章 音楽家への志
第２章 井深さんとの出会い
第３章 二足のわらじ
第４章 ソニーデザイン
第５章 十年でレコード日本一に
第６章 デジタルへの夢
第７章 ハリウッドの洗礼
第８章 ゲームの主役へ
終章 もう一つの人生
著者等紹介
大賀典雄［オオガノリオ］
１９３０年静岡県生まれ。５３年東京芸術大学音楽学部卒業。同年東京通信工業（現ソニー）嘱託。５７年ドイツベルリン国立芸術大学音楽学部卒業。５９年ソニー入社。６４年取締役、６８年ＣＢＳ・ソニーレコード専務、７０年社長、８２年ソニー社長、９５年会長、２０００年取締役会議長、２００３年より名誉会長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
21
電気に強い芸大生という特殊な存在だったから、SONYを率いることができた。デザインポリシー構築は画期的。2020/01/29
Jun 1960
9
AppleのSteve Jobsが愛したSONYがここにあったんだよなぁー。2014/12/14
ひろ
4
★★★★☆。ソニー5代目社長 大賀典雄の自伝。ブランド・インダストリアルデザインやソフトとハードの融合など、今の「ソニーらしさ」は大賀さんの時代に培われたことがわかる。経歴や出自・人脈が華麗すぎて雲の上のようにしか感じられないが、「電気電子に強い音大生」というような他と被らないキャラの確立という自分自身のマーケティングの巧さは見習いたい。ビジネスの話しか出来ないエコノミックアニマルではなく、芸術や文化への造詣の深さや飛行機など色々なものに好奇心を持つこと、楽しくという心意気がカリスマ性に繋がったと感じた。2022/01/30
doji
1
ウォークマンやベータマックスといった開発秘話以外の、ロゴの刷新や映画、音楽、ゲーム事業など、いまのソニーをつくるその多くの過程に大賀さんがいることをこれを読むまで知らずにいた。あらためて影響力の大きさと、歴史の深さを感じる。淡々とすごい人生を語っているのがなんとも時代感がある。2020/02/20
SS
1
三代目唐様でそっと書き（実際は五代目らしい）。しかも、転調のコードも間違ってる。2017/02/12
